今回は最後のコラムになりますので、今までお話ししてきた学習のコツを活かせる環境のつくり方、どうしたらスムーズに学習が進める事ができるかをお話しさせて頂きます。
一単語づつ日本語に訳して読んでは見たが、いまいち意味がよくわからなかった事はありませんか?
コラム1から何度もお伝えしていますが、英語学習に取り組んでいる明確な目的をはっきりさせる事は非常に重要です。
(コラム1参照)
同じ英語学習者同士でも、目的が違うと取り組む勉強内容、それぞれにかける時間も変わってきます。
- 何のために(1つ以上でも良いです)
- 誰のため(1人以上でも良いです)または、その目的を通じて喜ぶ人たちは誰か
- もし英語が使えなかったら自分はどうなるのか
これらが明確になっている上で、これからお伝えします3つ事も是非参考にして下さい。
予定
目的までの予定を組みましょう。
私たちが知らない日本語があるように、英語を完璧にマスターするのはかなりの年月がかかり、それを目指す必要がある人はほんの一握りと言えるでしょう。あなたの人生の中で英語学習にかけられる時間はどのくらいありますか?数ヶ月、数年。時間は限られています。
自分には何にどのくらいの時間をかけて勉強する事が目的達成につながるか予定を組み立て、自分で作った期限を意識しましょう。
(コラム4参照)
また、作成した予定通りにいかなくても大丈夫です。予定は何度も見直し必要であれば作り直しましょう。
キツキツな予定で心も体も疲労感を感じていたり、睡眠不足になるようであれば、ゆとりのある予定へ変更し、逆に時間に余裕がある場合はもう少し勉強の時間を設けるなど、見直しては調整をしてみる事も勉強を長く続けられるコツです。
日常の見直し
日常に勉強時間を入れたら多忙な毎日で疲労も増すことになったが、この予定よりペースを落とすと目的の日まで間に合わない時は、勉強以外の日常を見直しましょう。
1日に使えるエネルギーは限られていますが、習慣化されている事に取り組むの時は少ないエネルギーで行う事ができます。1分でも毎日行っている事は習慣です。勉強も習慣化し少量のエネルギーで取り組む事で日常への負担を減らす事ができます。
また起床後から数時間は頭が冴えていて理解を必要とする勉強の時間に最適です。
文法やディクテーションを学習中の時は特にオススメの時間帯ですよ。
勉強の時間確保の為に、人にお願いできる事、同時進行にて素早く終わらせられる事はないかも見直してみましょう。
何かを待っている間や移動中の少ない時間で取り組める勉強はあるか。もしくは何かをしながら音声を聞く事ができる時間はいつか?
など、日常を見直すと意外にも勉強する時間は沢山あるのです。
(コラム6参照)
意識
何を持って英語ができるといえるのか。
それはあなた次第です。
ご自身の目的が達成された時、英語を使って目的を達成した=英語ができた、と言えます。
明確な目的があったからその目的地点までこれたのです。
反対に明確な目的がないまま英語の勉強を進めても、納得のいかない発音や知らない単語に出会った時にまだまだと感じてしまうでしょう。
目的は常に見直し、変更してもいいのです。
本当にその為に取り組んでいるのだと意識を確認する事は学習を継続する気持ちに繋がります。
また、コラム10でもお話しさせていただいたように、人によって発音や表現方法が違うのです。
(コラム10参照)
英語を話す時に「これを言ったら相手になんて思われるかな? このフレーズで合っているとのかな?」と気にしたらきりがありませんし、学習の進行を妨げます。相手に気を使って言葉を選ぶ事は場合によっては必要な事もありますが、一生懸命自分の言いたい事を相手に伝えるんだという意識で会話を楽しみましょう。
12回のコラムをお読み頂き有難うございました。
コラムのほとんどでは、学習に役立つ覚え方のコツや理解をする方法でした。学校で、独学でどんなスタイルで勉強をされていても、基本を押さえたら、あとは練習と実践を繰り返すのみです!
- Mills
- Kiwiの夫との結婚の為にニュージーランドへ。
- 恵まれた環境にいながら伸びない私の英語力は、心理的な油断と勉強した気になっていたことが原因でした。
- 英語の勉強を一から学び直し様々なことを試し続け、今の生活に必要な英語を身につけることが最優先と気が付いてから吸収力がアップ。
- タイムマネージメント、マインドマネージメント管理が得意。同じく悩まれている方々へアドバイスできるようブログも更新中です。