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第11回 夏はキャンプに行こう!

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キャンプをして、ニュージーランドの夏を満喫しましょう!

私の大好きな季節、夏。ニュージーランドの日差しはとても強いので、日焼け止めをこまめに塗っていても私はいつも真っ黒(夏だけじゃないよ、という声も聞こえますが・・・)。将来のしわ、しみ、そばかすが気になりますが、もう手遅れと思い、思いっきり外で楽しんでいます。大好きな夏の楽しみ方のひとつ、それがキャンプに行くことです。自宅でゆっくりするのもいいのですが、どうもやらなくてはいけない仕事が目に付いて気づいたら雑草取りをしていた、なんてことがたびたび起こってしまうんです。自宅を離れれば家事から解放されて思いっきりゆっくりできます。キャンプに行き始めた頃は落ち着かず、慣れなくて大変と思いましたが、長年の経験からキャンプをのんびり満喫するコツを自分なりにつかんだので、それを含めてキャンプ体験談をお話したいと思います。

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大人数でキャンプ

週末に家族でちょこっとキャンプ、ということもありますが、毎年待ち遠しく思っているのがクリスマスホリデー中に行くキャンプです。こちらのクリスマスホリデーはとても長く、クリスマス前から新年明けて1週間くらいお休みです(お仕事によって違うと思いますが)。このホリデー中のいろんな時期にキャンプに行ってみましたが、最近は年が明けてから行くようになりました。ホリデーを終えて、仕事に戻る人が出てくるので少しキャンプ場が静かになる気がするからです。主人の兄ファミリーや友人と共に出かけるのでいつも大人数の楽しいキャンプです。ベイオブアイランドの島のひとつにあるキャンプ場がとても気に入り、半年前から予約を入れてここ何年か毎年滞在しています。

このキャンプはいつも10日から2週間と長期にかけて出かけます。なので、事前の準備は少し手間がかかりますが、ホリデーをゆっくり過ごすためには欠かせないので気にはなりません。ここでキャンプを満喫するコツがでてくるのですが、それは冷凍保存できる食事をいくつか作っておくこと、というごく簡単なもの。キャンプ中はとてもベーシックな調理器具しかないし、水も蛇口をひねったらすぐ出るということはありません(我が家が行くところは、コンポストトイレと共同の水道の蛇口が点々とキャンプ場内にいくつかあるようなとてもベーシックな所ばかりなのです)。自宅のキッチンでできるだけ作っていくとそれだけでずいぶん気持ちに余裕が生まれます。定番のものは、たっぷりのミートソース。これはパスタにかけてもいいし、スパイスを加えたらナチョスに早変わり(笑)。インド風カレーも冷凍保存に向いています。ハンバーグもいいですよ。ハンバーガーにもなりますし。ご飯も冷凍して持っていくと、おなべで炊く手間が省けるし、チャーハンもすぐできます。

あとはキャンプ中に釣りやダイビングをして新鮮な魚介類が採れるので、それをランチや夕食に食べればもう10日間くらいの食事のメニューが決まります。魚介類は採ってきた人が責任を持って調理をするのでもっぱら主人の役目!朝食や昼食は各自それぞれが好き勝手にあるものを食べるので、私は食事の準備からはキャンプ中開放されます!主婦にとってこれほどうれしいことはありません(笑)。

長期電気のないところにいるので、食材の保存がとても重要です。少し値段が高めですが、性能のよいクーラーボックスを手に入れたおかげで、冷凍できるものは全て冷凍して持っていけば10日間くらいは氷を足したりしなくても冷たく保存できるようになりました。また、ハーブやレタスなどは畑から根っこ付きで持って行き、水を入れたバケツに入れておきます。そうするとずいぶん長持ちします。

大人数で行くというのも、ゆっくりできるコツかと思います。皿洗いや、食事の準備など交代ですれば毎食後に片づけをするということがなくなります。このキャンプ中は子供達が皿洗いの担当なので母は楽です。

荷物を積めるのはいつも一苦労ですが、毎年のことで今では何が必要か把握できているので忘れ物をすることもなくなりました。2週間出かける、となると荷物もものすごい量です。車の後ろはバックミラーが見えないくらいパンパン。ボートも引っ張っていくのですが、その中もびっしりです。キャンプ用品はキッチン用、寝具など品別にプラスティックケースに保管しておきそのまま持っていきます。キャンプから帰ってきたら消耗したものを足しておけば、次にキャンプに行くときにはまたその箱を持っていけばいいだけなのでスムーズに荷造りが済みます。必須のものとして日よけ用のテントと大型のBBQテーブルが最近加わりました。兄夫婦はBBQも持ってきます。このキャンプ場、ボートでのアクセスのみなので車に積んでいたものもボートに積んで島に渡ります。ボートでの移動中、いつも人が立つ場所がないほどです(苦笑)。

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アクティビティー三昧

私はキャンプ中、日陰で本をゆっくり読んだり、昼寝をしたり、ワインやビールを飲んで本当に何もしないホリデーでも全然構わないのですが、他のメンバーがそうはいきません。みんなアクティビティー大好き人間ばかりなので、毎日朝起きると何をしようかと相談しています。ボートがあるということで、主にフィッシング、ダイビング、ウェイクボード、 シービスケットなどで遊んでいます。

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ベイオブアイランドで、フィッシングをしている時に魚の大群というものを初めて目撃しました。大きな魚に追われて小さな魚が水面に上がってくるのです。その群れの大きさが半端ないので、いつみても感動してしまいます。大群を見つけるといつもルアーを投げ入れ、群れの下にいる大きな魚を狙います。大きなキングフィッシュが時々釣れます。長男も大格闘のあと釣り上げたときはとても満足そうでした。

とてもきれいなベイオブアイランド。南国のビーチなのではと思えるくらいきれいなビーチもたくさんあります。水が温かかったらもう言うことなしなのですが・・・ビーチでののんびりしつつ、時々子供達とスノーケリングを楽しむのが私の一番リラックスできる時間です。暑い日差しの中みんなは水着だけで泳ぐのに、私はロングウェットスーツを着用。いつも笑われます。スノーケリング中に見られる生き物といえば、海底にゴロゴロいるウニ。縞模様の魚や、さより、鯛、シマアジ、タコなどなどとてもきれいです。イカの赤ちゃんの群れと遭遇したときは大興奮でした!

今回は、木製のボートも持っていったので、子供達はボートを漕ぐことにはまって、ずいぶん上達しました。網を仕掛けて魚をとるのも楽しかったようで、末っ子は仕掛けた網まで泳いでいって魚がかかっているか何度も確認していました。網ではサヨリがたくさん捕れましたよ。

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私達が気に入ってキャンプをしによく訪れるところは、ファンガレイを少し北にいったところにあるファナナキという場所です。ビーチ前にキャンプ場があり、近くには潮干狩りができるポイントもあります。ホリデーパークもあるので、もっと気軽にキャンプをしたいという人にはそちらがお勧めです。

コロマンデルや、ホットウォータービーチがあるハーヘイものんびりできました。やはり、ホットウォータービーチで運よければお湯に疲れるというのが魅力的なところです。きれいなウォーキングトラック等もたくさんあるので、また行きたいスポットです。

私は行けなかったのですが、ロトルアも兄ファミリーはよかったとのことです。湖畔にキャンプ場があり、少し肌寒い秋にキャンプに行ったのですが、地熱のためテントの中はとても温かかったようです。掘ればお湯も出るそうなので、行って露天風呂を自力で掘りたいですね。

皆さんも来年はキャンプ三昧の夏にしてくださいね!真っ黒になりますよー(笑)!!

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あやの
オークランド在住17年目の主婦。ガーデニング、キャンプ大好きアウトドア人間。
キウイの旦那と3人の息子に囲まれ、彼らに鍛えられる毎日を過ごしている。