桜も咲き始め、いい季節になってきましたね。冬の間日照時間も短く、気温も低いため伸びが遅かった芝も本領発揮。冬の間は月に一回でよかった芝刈りの回数が、2週に一回、週一回と頻度が増えていくことでしょう。庭の芝刈りを業者さんに頼まれる方もいらっしゃいますが、経費節約、健康のためにもご自身で芝を刈られる方も多いと思われます。そこで今回は、芝刈り機の種類についてご特徴と比較をまとめました。
芝刈り機の種類
エンジン式芝刈り機 (Petrol mowers)
ニュージーランドでは、芝生の面積が広いので、パワーのあるエンジン式が主流です。
メリット:エンジン式芝刈り機は電動式芝刈り機に比べパワーや回転力があります。そのため密集した草や丈の長い草を刈ったり、細い枝やキャベツツリーのように長くて硬い葉が庭に混じっている場合でも、芝刈りの途中で止まったり、刈るスピードが遅くならずに芝を刈れます。通常エンジン式芝刈り機は、他の2種類に比べ刈幅と刈高さが広いので一度に多くの芝を刈り取ることが出来ます。モデルが豊富になるので数あるエンジン式芝刈り機から、庭のサイズや用途に合った芝刈り機を見つけられる可能性が高いです。
デメリット:エンジン式芝刈り機はコードを引っ張ってエンジンをスタートさせないといけないので、使いやすさで比べると、電動式よりも扱いにくいです。ニュージーランドでは比較的隣家との距離がありますが、動作音が大きく、煙が出るので使用する時間帯の配慮が必要です。また、エンジン式芝刈り機は電動式よりも重いため、操作が大変です。エンジン式は、エンジンの大きさや性能の良さにもよりますが、一般的に電動式や手動に比べると値段が高いこと、稼働にはガソリンとエンジンオイルが必要な事もデメリットでしょう。
電動式芝刈り機(Electric mowers)
電動芝刈り機の中には、コード式とコードなしがあります。ここでは一般的に電動芝刈り機としての特徴を挙げていきます。
メリット:電動式芝刈り機はエンジン式芝刈り機に比べ、通常10キロから15キロ軽いので、腰に不安のある方、年齢が上の方、女性にとって、扱いが楽です。ボタンを押すだけで芝が刈れるので、スタートアップに苦労することもありません。
デメリット:コードレスの場合、性能のいい電動式芝刈り機でも充電に1時間かかり、実際の芝刈りは30分しか持たないケースがあります。コード式の場合、延長コードが必要になり、作業中コードが絡まったりしないよう注意が必要です。また、電動式芝刈り機はエンジン式に比べ、刈高さが高いので、短めの芝が好きな方や、芝刈りの周期を長くしたい方には、不向きです。
手動式芝刈り機 (Hand mowers)
手動式芝刈り機は、ガソリンも電気もいりません。気力と体力が勝負です!
メリット:価格が安いことと、壊れにくいこと、操作が簡単なことがメリットになります。手動式は、ガソリンやエンジンオイル、電気も必要ないので、他の二つに比べ圧倒的に維持費が安くすみます。
デメリット:芝生の面積が広い場合や、傾斜のある庭、体力のない方には向きません。刃がさびてしまうと、キレが悪く、芝が均一に刈れないデメリットもあります。効率が悪く、芝を刈り終わるまでに時間がかかります。
まとめ
芝刈り機を買う際には、
• 芝生の面積
• 芝刈り機の価格
• 維持費
• 扱いやすさ
の4点をメインに考慮して購入するのがおすすめです。
参照サイト:https://www.consumer.org.nz/services/lawnmowers/guide