誰でも名前だけは知っている漢方薬ですが、今では日本の病院でも漢方薬科を置いている病院も増え、治療方法の一つに使われることが増えているそうです。ニュージーランドはそこまでではありませんが、中国系の移民が多いせか、漢方薬屋さんが街中に多くあります。今回は漢方薬を試してみたいと思われている方に処方されるまでの一般的な流れを説明します。
まず、漢方薬と生薬の違いをご存知ですか?なんとなく同じものだともわれている方が多いですが、生薬というのは漢方薬に使われる植物や鉱物、生物などの材料となるものです。漢方というのは、中国が起源でこれらの生薬を2種類上組み合わせて作られます。
一般的にこの漢方薬を使うメリットは、副作用が少ないことです。改善したい部分だけを変えるのではなく、体質から改善させることが多いので、体の他の部分にも良い影響があると言われています。逆にデミリットは効果が即効性が薄いといったところでしょうか。
ニュージーランドではチャイニーズトラディショナルメディシンとか、チェイニーズハーブラルメディシンと呼ばれます。看板を出しているお店も多くありますが、できたらどなたかに「あそこは良いよ」と勧めてもらえるようなお店を選んだ方が安心かと思います。そしてそのお店かクリニックを選んだら、そこで改善したい症状を説明します。この時にいろんな質問をされると思います。脈を測ったり、舌を見せてと言われることもあります。もし普段飲んでいるお薬があるのなら、もっていくと良いでしょう。このコンサルティションが重要で、これによってどこを改善すれば良いのか、それにはどういう生薬を組み合わせれば良いのかを考慮し、患者さんに合ったお薬ができます。
生薬をそのまま渡されて、お鍋で煮出した汁を飲むこともありますし、それらの水分を除き、顆粒にしたものをお湯でといて飲む場合などいくつかの方法があります。これも一番効果的な飲み方を勧められるのでそれに従いましょう。
費用ですが、政府の補助などはないので一般的に高く感じます。しかも1週間や2週間では終わらないので、長く飲み続ける必要があります。費用的にもどれくらいかかるか、期間はどれくらいをみておけば良いのかなどコンサルティションの時に詳しく聞きましょう。
最初に飲む時に勇気がいるかもしれません、、、
Enjoying healthy life!
ーPukeko