ニュージーランドのカフェカルチャーに触れ、こんなカフェが日本にもあればいいのに…と、思ったことのある人は少なくないはず。以前ここでも取り上げられたように(参考記事: nzdaisuki.com/topic/gourmet/new-zealand-cafe-in-japan)、ニュージーランドスタイルのカフェは、実は日本国内にも数あります。
ここでは、コーヒーだけではなくニュージーランドのゆったりとしたライフスタイルそのものを、カフェ激戦区、清澄白河で提案・発信し、今日本国内のメディアから注目を集めているカフェ『iki ESPRESSO』を、紹介します。
オークランドのカフェコンサルタントが営む地域密着型カフェ
神奈川・茅ヶ崎でエスプレッソとライフスタイルを融合したコーヒースタンドとしてスタートした『iki ESPRESSO』。今年1月、アート×コーヒーの街として話題の東京・清澄白河に移転オープンしました。もともとは工場であったというオープンな空間を生かした開放的な造りとスタイリッシュな外観が目を引きます。

Photo: © iki ESPRESSO
オーナーの原瀬氏は、大学を卒業後ニュージーランドへ渡り、オークランドのクラブラグビーで優勝。現役引退後はローカルのカフェでバリスタやマネージャーとして活躍し、カフェプロデュース事業も手掛けました。2012年に日本に帰国した後には、ニュージーランドのコーヒー会社を起業し、現地法人の社長に就任した経験もある、カフェコンサルティングのエキスパートです。
スポーツを楽しみ、常にアクティブに過ごし、一日の始まりをカフェで過ごす。そんなニュージーランドの人々のような活き活き-iki-としたライフスタイルを、人種や年齢を問わずみんなが共有する場所を作りたい、という想いとともに、原瀬氏と奥さんのKimさんはこの店をオープンしました。『iki ESPRESSO』は原瀬氏自らが毎日足を運び、大切に育てているお店です。
オセアニアの常識、ゆっくりしっかり朝ご飯
開店は午前8時。自分好みにアレンジ可能で一日中食べられる朝食メニューと、オーナー夫妻とは親交の篤いニュージーランドのAllpress Japan社の豆を使ってバリスタが淹れるコーヒーで1日を-iki-にスタートさせることができます。「ロングブラック」「フラットホワイト」「キッシュ」といったオセアニアの定番メニューの他、「ミンスパイ」「ビーツのリゾット」などといった新メニューも季節ごとに次々と登場します。事前予約をすればピクニック用のランチボックスを作ってくれるというのも、ライフスタイルカフェらしい面白いアイディアですね。

Photo: © iki ESPRESSO
カフェに併設している多目的スペースでは、展示イベントや、クライストチャーチ発のブランド「Alchemy」などのアパレルグッズの販売を行っています。またバリスタによるハンドドリップマスタークラスなども開催されており、地元の新たなコミュニティスポットとしてのトレンドになっています。
茅ヶ崎、清澄白河、そして渋谷へ…
今年4月には渋谷のコンセプチュアルショップ『MORTAR』内に2号店をオープン。ニュージーランドにお住まいの方にとっては、トレンドスポットでありながらも、親しみを感じられる場所であるはず。日本にいるご家族やお友達にニュージーランドの生活風景と味を紹介してみるのもいいかもしれません。ニュージーランド、コーヒー、ラグビー、カフェ経営に興味のある方は是非、気さくな原瀬氏にお店で声をかけてみて下さい。
iki ESPRESSO

Photo: © iki ESPRESSO
清澄白河店
- 所在地
- : 東京都江東区常盤2-2-12
- 電話
- : 03-6659-4654
- アクセス
- : 東京メトロ半蔵門線/都営大江戸線 清澄白河駅 A1番出口より徒歩5分
- 営業時間
- : 8:00~19:00
渋谷店
- 所在地
- : 東京都渋谷区神南1-3-4 神南ビル1 MORTAR内2F
- アクセス
- : 東京メトロ半蔵門線/JR線 渋谷駅より徒歩15分
- 営業時間
- : 8:00~19:00