独特のにおいと熱泉が湧き出る不思議の国、WAI-O-TAPU THERMAL WONDERLANDをご紹介します。
みなさんはRotoruaと聞くとなにを思い浮かべますか?ロトルア湖、アクティビティ、マオリ文化、温泉...さまざまだと思いますが、ここは地熱地帯だということを忘れてはいけません!今回ご紹介するのは景観保護区に指定されており、タウポ火山帯の熱水循環系において最大規模の地表地熱活動エリアである、WAI-O-TAPU THERMAL WONDERLANDです。固く説明しましたが、化学物質の関係でいろんな色の池がお楽しみいただけます。
ロトルア中心部から南へ約30km、私はi siteからワイオタプ・サーマル・ワンダーランド半日ツアーに参加しました。施設入場料込みで大人$75(入場料$32.5)と少し高めです。到着すると、より一層強い硫黄臭がしてきます。さぁ、出発です!!
まず、LADY KNOX GEYSERへ。
ここは人口の間欠泉で、毎朝10:15にちょっとしたショート解説があるんです。10~20mの高さに勢いよく温泉が噴出されます。ぜひ、お見逃しなく。
そして、いよいよ熱泉巡りに出発です!!
パンフレットには3つのウォーキングコースと25個の見どころが紹介されています。WALK1(赤のライン)は1.5kmで約30分、WALK1&2は2.0kmで約40分、WALK1&2&3は3kmで約75分。舗装はされていますが、上り坂や下り坂、階段があったりするので履き慣れた、歩きやすい靴で行くことをお勧めします。今回はその中でも特に見ていただきたいオススメポイント、して名前がとってもユニークなものをご紹介したいと思います。
まず、Devil's Home.
最初に現れるクレーターで地下の酸化活動の結果現れたものです。
そして、Devil's Ink Pots.
泥地が集まっており、降水量によって水位が変化するそうです。私のときは晴れていて、こんな色でした(写真参照)
そして、こんなところを進みます。
すぐ近くで蒸気や熱泉を感じることができるのがワイオタプならではなんです。しかし、とても危険なので、絶対に歩道や柵を超えてはいけません。
どんどん進むと、ユニークな名前を発見!その名もOyster Pool.
特徴的な形から名づけられたそうなんですが、私にはなぜOysterなのかわかりませんでした。
先へ先へと進むと、Lake Ngakoro Waterfall.
歩き進むと水が岩に当たり、緑色をしたナコロ湖に流れ込んでいるところを見ることができます。滝の上からは湖全体を見ることができます。緑色をした、普通の湖とは少し変わった景色をお楽しみいただけます。
一番大きいThe Champagne Pool.
直径、深さともに60mもあるそうです。水温は74℃で炭酸ガスを含んだ泡が出ています。湖のふちは赤銅色のようなオレンジ色のような色をしており、水に含まれる様々な物質が堆積していることがわかります。のぞいていると、なんとも不思議な気分になります。
また、ユニークな名前がありました。Bird's Nest.
実はムクドリとカバイロハッカという鳥の巣が、クレーターの壁面にあるそうです。私は見つけられませんでしたが...というのも、見終わった後に知りました。クレーターの熱で卵が孵化してしまうそうです。
そして、一番の見どころは、やっぱりDevil's Bath.
なんとも不思議な色をしていました。緑色が濃くなればなるほど、ヒ素の含有割合が高くなります。でも、個人的には悪魔より魔女の方がしっくりくる気がしました。魔女がいろいろ入れてかき混ぜてそうなイメージでした。
様々な色の熱泉と匂い、音、蒸気、温度など五感をフルに使って、地球の壮大な力に感じることができました。やや高めの入場料とツアー料金でしたが、しっかりと観察でき、満足できるツアーになりました。
ぜひ、ロトルアにお越しの際は、不思議な国へ行ってみてくださいね(^^)/~