ニュージーランドの北島にあるタラナキ地方に聳えるタラナキ山が見える絶景ポイントを紹介します。
Mtタラナキってどんな山?
トムクルーズ主演のハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地ともなったタラナキ地方には、日本の富士山的な外観のタラナキ山があります。エグモント山とも呼ばれ、標高は2518mで、富士山には標高は及ばないものの、その美しい形状で堂々としており、タラナキ地方のシンボルとなっています。タラナキ地方の街には、葛飾北斎の富嶽三十六景のウォールアートが至る所に描かれており、日本との関連も感じられます。
Mtタラナキの絶景ポイントベスト3
富士山のように美しい円錐形の山で、標高も高いため寒い時期には山頂には雪化粧が残っていることが多いです。どこから見ても、その姿が見えさえすれば良いかもしれませんが、中でも最高の眺めができるおすすめのビューポイントを3箇所紹介します。
Te Rewa Rewa 橋

Te Rewa Rewa 橋は、ニュープリマスという街の東側にあるロトマヌ湖周囲に作られたキャンプ場の中にある橋で、奇妙で大胆なデザインの橋の間にタラナキ山が見える有名なビューポイントです。2010年6月にオープンしました。ピーター・マルクイーンによって設計された橋で、「REWA REWA PAの周りに埋葬された死者の永続的な魂の感覚を風によって呼び起こす」ことをイメージしてデザインされたそうです。この橋の下に流れるワイファカイホ川は、タラナキ山などから流れる小川が集まってできたもので、最終的にタスマン海に流れていきます。
Paritutu Rock

ニュープリマスという街の西側にある岩山です。頂上まではそれほど距離があるわけでも標高があるわけでもないのですが、非常に険しい傾斜の岩肌を10分ほど上ります。歩きやすいスニーカーなどの靴でないとかなり厳しいと思います。下りは同じ道ですが、かなり急なので結構怖かったです。設置されている鎖を掴んで安全を確保してください。景色は最高で、海と街とMtタラナキが一緒に見える最高の眺望です。この日は雲でタラナキ山が綺麗に見えなかったのが残念でした。
サーキットルート

タラナキ山には、13ものルートがあります。最短は10分で歩ける遊歩道のような簡単なルートから、山の周囲を回る数日間かかるコースなどがあります。タラナキ山を含む周囲一帯はニュージーランドの固有種の飛べない鳥キウィも生息している地域なので、エグモント国立公園として保護されており、犬などのパットの散歩は禁止されています。私が選んだルートは、マンゴレイトラックです。この入り口からのルートから行くと、タラナキ山が湖に反射して見ることができるビューポイントが一番近いんです。トレイルの遊歩道は、木下駄がきちんと整備されていてとても歩きやすいです。ただ所々ぬかるんでいたり、木の根っこの上を歩かないといけない場所があるので、油断大敵。それほどハードな道のりではありませんでした。ビューポイントまでは、2時間程度です。