ニュージーランドは南半球にあるため、日本ではなかなか見られない星や星座を観測することができます。また、運が良ければオーロラを見ることもできるんです。
星を見るのに適した場所・時期
テカポ湖一帯が星空リザーブとして登録されているのは有名ですが、テカポ湖以外にもきれいに星をみれるところはたくさんあります。
個人的にはテカポ湖周辺よりもマウントクックの方が人工的な光が少なく星空を見るのに適していると感じましたし、グレートバリア島の星空もとてもきれいだと聞きました。
また、今あなたが住んでいる街からも夜に空を見上げてみるとどうでしょうか。街の中心部から少し離れた住宅地などからも天の川などたくさんの星をみることができるのは、ニュージーランドの素晴らしさのひとつといえるでしょう。
時期は新月(満月の反対。その月によって日にちは変わるが約29.5日周期です。新月に願い事をすると叶うといわれています)が月の光に邪魔されることなく星空観察を楽しむことができておすすめですが、満月の時でも月が低いところにある時間帯は、月の光があまり気にならないですよ。
ニュージーランド特有の星・星座
代表的な星としては、「南十字星」があります。
日本では、沖縄本島南部や波照間島や石垣島などで12月下旬~6月の季節限定でしか観測できません。
しかし、南半球のニュージーランドでは一年中観測することができるのです。
その他、カメレオン座やくじゃく座など日本では見られない星座もたくさんあります。星空アプリをつかってみると空にかざすだけでたくさんの星座を知ることができますね。
南十字星の見つけ方
英語でサザンクロスと呼ばれ、ニュージーランドの国旗にも使われています。
南十字星は南の空にあります。そのため、まずはアプリの方位磁石などで南の方角を確認します。
天の川の中で、一際輝いて見える星が2つ並んでいます。ポインターと呼ばれる星で、その星を見つけたら左側に南十字星があるはずです。実際には南十字星の1番下の星は光が弱く、少し見つけにくいです。
特別な機材を使わなくても、肉眼で観測することができますし、写真は一眼レフではなくGopro7で撮影したものです。(写真だけを画面いっぱいにみると天の川もみていただくことができます。)
オーロラ観測
あまり知られていませんが、ニュージーランドでは年に数回オーロラが観測されています。
オーロラは年中発生していますが観測条件としては、晴れていること・余分な光がないこと・南極により近いとチャンスは増える、この条件とオーロラの発生が重なり合って初めて観測することができます。
オーロラ予報というものがあります。ここではKpというオーロラの強さを表す数値があり、この数値が高ければ高いほどオーロラが見られる可能性が高いことを意味します。0~9までで、5以上になるとニュージーランド各地で観測できる可能性が高いです。
これからの季節は夜が長く観測に向いているので、オーロラ予報もチェックしてみてはいかがでしょうか。