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消防税の引き上げ幅縮小

保険料に上乗せされる消防税の引き上げ幅が、今後数年間で縮小されることが発表されました。2029年までに予定されていた5.2%の増加が2.2%に引き下げられ、車両保険にかかる消防税も40ドルから25ドルに抑えられます。すでに今年7月に12.8%の増加が実施されており、今回の引き下げ決定は国民の負担を軽減するためです。

消防税はFENZ(Fire and Emergency New Zealand)の運営費の97%を占めており、老朽化した消防署の改修や耐震補強、アスベストの除去、大型消防車両の更新に使われています。また、FENZは近年、運営費の急増と資金不足に直面しており、これらの課題に対応するための追加資金が必要だと報告しています。

内務大臣ブルック・ヴァン・ヴェルデン氏は、これでもFENZが必要とする前線業務を十分に支える資金が確保できるとし、FENZに対して2029年までに6000万ドルの節約を求めています。

この措置により、FENZの資金確保には依然として課題が残るものの、消防税による運営が引き続き行われることが確認されました。