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ペットのエサ代捻出のため自分の食費を削る飼い主

生活費の値上がりに伴い、ペットに食事を与えるために、自身の食費を削減している飼い主もいる。

タイラ・バシリカタさんがウェリントン・ドッグ・フード・バンクを昨年のクリスマス前に立ち上げて以来、その需要はうなぎ登りだ。1月1日以降、700キロを超えるドッグフードを、200頭以上の犬に与えている。

「最初は一人一人から個別に注文を取って、家まで届けていました。でもあっという間に注文が増えて、そんなことはできなくなりました」とバシリカタさん。

「やり方をモバイル・サービスに変えました。ドッグフードを車に乗せて走り、私が必要な人のいるエリアを回って、ほしい人に渡すという方法です」

「私のクライアントの多くはフルタイムで働いていますが、それでもペットのエサ代が出せず、自分の食事をカットするんです」と彼女は語る。

飼い主はエサ代、獣医への支払い、去勢するお金がなくて、最終的には犬を手放さざるを得なくなる。

ニュージーランドの生活費の値上がりは、ペットにも大きく影響している。