オークランドのピハビーチは、犬の飼い主のマナーが悪いことで有名でもある。
カウンシルの動物管理のリーダー、アーロン・二―リー氏は語る。
「ピハビーチは、実はたくさんの貴重なトリの住処でもあるのです。ニュージーランドチドリやコロラ(リトル・ペンギン)が巣作りします」
ビーチを楽しむ人を受け入れつつも、自然は保護しなければならない。
「ピハの大半は、犬は立ち入り禁止ですが、リードを付ければいい場所、リードなしでもいい場所すらもあるので、公平と言えるでしょう。犬を連れた人もビーチを楽しんでほしいが、立ち入り禁止エリアには絶対に犬を入れてはいけません」
ビーチで犬を野放しにする飼い主を注意するのは、楽しい仕事ではないという。
「犬を歩かせる権利を主張する飼い主には手を焼きます。しかし、ペンギンは犬に襲われ怪我をし、チドリは犬を恐れて巣作りを放棄します」
だがこの風潮も最近は変わってきていると二―リー氏は語る。
「ペンギンがピハにいることを知らない人も多く、犬の危険性を説明すると感謝されることもあるんですよ」
ビーチでのルールを無視する者には強制措置が取られる場合もあるとのこと。