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ニュージーランド人と移民の交流、不十分

オークランドのある民族コミュニティグループが、ニュージーランド人と、新たに移住してきた移民との交流は、十分ではないと発している。

ビジネス、革新、雇用省(The Ministry of Business, Innovation and Employment)のあるレポートでは、ニュージーランド人と移民との交流は、過去に比べて少なく、友好関係を結ぶ機会も少なくなっていると報告している。これに対して、オークランドの民族カウンセルの代表ディネッシュ・テイラー氏は、移民との交流が少なくなったとは思わないが、もっと活性化することもできたと語る。
「ニュージーランド人、民族的なあるいは移民のコミュニティー、双方において、異文化へのさらなる理解と教育が必要です」とテイラー氏。
前述のレポートでは移民との交流グループは、多様性が薄れてきたともされている。

これに関して、マッセイ大学の人口統計学者ポール・スプーンレイ教授は、移民は往々にして一か所に固まる傾向があるためとも言える、と説明する。
「多くの移民たちがオークランドに定住するため、他の地域に住む人々には交流の場がありません」

スプーンレイ教授はまた、ニュージーランドが発達するために、移民は大切な要素で、国として受け入れ、積極的に交流することが必要とも述べている。