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ドライバーの休憩義務化でバス運行に影響が

来月からバス運転手が昼食と適切な休憩を取ることが法律として実施されるが、これに伴いバスの運行スケジュールに大きな影響が出ると予想されている。

Employment Relations Actの改正で、5月6日より全ての交通機関の運転手も、休憩と食事の休息時間を取る権利が法的に与えられる。法的な休憩時間が施行されれば、ルートによってはバスの運行中でも、ドライバーは休憩時間を取らなくてはならないケースも出てくる。オークランド交通は、ドライバーの休憩時間が発生すれば、その時間帯を補填するために新たに350人のドライバーが必要となり、一日に1,400のバスサービスが影響を受けると報告を受けている。

利用者が被るトラブルだけでなく、会社側にコスト増とさらなる人出不足という課題も生まれるが、この法律の施行により、過酷なドライバーの業務状況が明るみに出て、勤務条件が改善されることを喜ぶ声も組合から上がっている。