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第208回  生命保険はいくら掛ければいい? 

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お久しぶりです。お子さんのいるご家庭は春休みも終わって今日からいつもどおりですね。仕事モードや家事モードに戻っている親御さんも多いのではないでしょうか。久々のコラムは生命保険の話をお届けします。
 
【生命保険に入りたいんですが】
 よくいただく生命保険のお問い合わせに、
「生命保険に入りたいんですが、いくらぐらいの保険に入ればいいですか?」
「みなさんいくらぐらいの保険に入ってますか?」
「家を購入して生命保険に入ろうか検討中です。いくらぐらい入ればいいですか?」
というのがあります。みなさんに共通するのが、「保険金はいくらぐらい?」ということで、「○万ドルの生命保険に入りたいんですが」という最初から金額がはっきりとしたお問い合わせはごく少数です。
 
【保険金の額はニーズ次第】
 毎度おなじみの車の例になりますが、車屋へ行って、
「車を買いたいんですが、いくらの車を買えばいいですか?」
という人はほとんどいないでしょう。
「子供の送迎に使うのでコンパクトで燃費のいい車がほしい」
「私用にも仕事にも使えるバンを探している」
と、皆さんはっきりしたイメージがあると思います。イメージの裏づけになっているのがニーズです。保険もお客様一人一人のニーズ次第であることは、車や他の商品と同じです。
 
【ニーズをはっきりさせましょう】
 しかし、保険は車のように目の前にずらっと並んでいるわけではないのでイメージしづらく、わかりにくい感じがするのでしょう。そこで、まず自分のニーズをはっきりさせることから始めてみましょう。
「独身なので何かあったら日本の家族が頼り。家族の渡航費用を確保したい」
「子供ができたので何かあったときに残された家族が困らないように」
「家を買って住宅ローンを組んだので、万が一に備えたい」
年齢や性別が一緒であっても、個人のニーズはばらばらなのです。
 
【ニーズと無理のない保険料の追求】
 その上で、予算もある程度組んでおくことです。いざというときに1ドルでも多く保険金が入るのは誰にとってもありがたいことですが、だからといって保険料の支払いが家計の負担になり、加入してから短期間で「減額したい」「解約したい」ということにならないよう、基本的なニーズを満たす保険金の額だけでなく、無理のない現実的な保険料を追求していくことも大切です。
 
 それをお手伝いするのが私の仕事であり、お客様のニーズ、年収、資産、家族構成、住宅ローンの有無など詳しくお聞きして、お客様に最も相応しい保険会社と保険をご案内しています。コラムで詳しく書けるものでもありませんが、これから何回かに分けて、ニーズに合わせた生命保険の入り方をご紹介していきます。

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

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