通常、会社にお勤めしている人は、クリスマス前の週か、遅くても24日から、ホリデーに入るようです。2、3週間ほどのお休みですが、会社によってまちまちのようです。このホリデーに、ヨーロッパや遠方に旅行する人は、有給などを付けて、1ヶ月、2ヶ月と、長期の休みを取る人もいます。

学校は、2月までお休みなのですが、家族の旅行に合わせて、学校も平気で休みます。日本のように、宿題をどっさり出されることもなく、ホリデーなので、お勉強は一切なしと言う感覚だそうで、高校に入るまでは、特に問題もないようです。

ボクシングデイ

「Boxing Day」と、12月26日のカレンダーには書かれています。祝日です。初めてこれを見たときは、正直、スポーツのボクシングの、大きな試合でもあるのかと思いました。本来は、クリスマスプレゼントの箱を開ける日だから、と聞いたことがあります。実際、25日に開け終わっていますがね。

さて、このボクシングデイと言えば、現代の私たちにとっては、年に一度の大セールなのです。この日のために、買いたいものをセーブしておいて、家電や家具などの大きなお買い物をする人がたくさんいます。
なので、ショッピングモールなどでは、すごい混雑をみせます。それだけお得なセールと言うことなのでしょうが、あの駐車場争奪戦を考えると、なかなかハードルが高いです。

最近は、このボクシングデイセールも、何日間か開催してくれているところも多いので、掘り出し物を探して、なんとなく26日は避けて、27日にお買い物に出掛けてみました。が、なんとなく狙っていた物は、特にセールになっていなくて、手ぶらで帰ってきました。

年末

年末と言えば、一番に思い付くのが、大掃除ですが、日本の、あの年の暮れの慌ただしさ、寒さ、そんな事が手伝って、大掃除をしなければーという雰囲気にならないと、夏の太陽と、その暑さの下、とてもそんな気にはならないのが、本当のところです。

この時期は、家族でキャンプに出かけたりする人も多いのですが、今年は雨が多かったので、キャンプ場を泣く泣く退散してこられた方も多かったのではないかと思います。

結局、我が家は、連日、誰かしら遊びに来てくれたり、少しお出かけしたりと、それなりに、ダラダラと楽しく過ごしておりました。年末恒例行事で、次女が習っている空手では、海のレッスンが行われます。もちろん今年も行ってまいりました。この日は、午前中は曇っておりましたが、お天気にも恵まれて、レッスンの後も、そのまま海で遊んで、いい色に日焼けして帰ることになりました。

カウントダウン

大晦日になると、若いころは、カウントダウンパーティーと称して誰かの家に集まったりしていましたが、さすがに、子供がいる今は、夜が遅くなってしまうので、もうしなくなりました。それでも近所から、カウントダウンの声が聞こえてきて、それを合図にそろそろだなと、電気を消して、ブラインドを開けて、ハーバーブリッジ近くの打ち上げ花火を、こっそり拝ませてもらっています。

新年が明けると、海辺では打ち上げ花火が上がるので、それを見に行く人も多いです。以前、Bay of Island の辺りに行った事がありますが、人気の場所なので、ギリギリの日程で行くと、たどり着くまでに渋滞していました。もちろん、アコモデーションも、ずいぶん前から予約していないと、すぐに満室になるようです。

我が家は今年も、夕食に「年越しそば」を頂いて、静かに年を越しました。とは言え、そばよりもうどん派の家族たちなので、いつもうどんです。そのうえ、暑い中、ふうふうして食べる気にもならないので、「年越し冷やしうどん」になりました。

年明け

年が明けると、あっさりしたもので、祭りのあとの余韻と言ったところでしょうか、日本の「お正月」のような特別な物は、ありません。食事も、いつも通りですし、もちろん、お年玉もありません。

この長期の休みを使って、日本に里帰りする事もありますが、「日本のお正月」を取るか「NZの夏」を取るか、いつもすごく迷うほど、どちらも魅力的です。日本人の私は、お正月を意識して、元旦は「和」を感じる食事を出すようにしていますが、最近は「寿司ケーキ」が定番になってきました。

そして、お箸やタオルなんかを、このタイミングで新しいものに交換して、少しだけお正月気分を味わっています。この日のために日本から買っておいた、家族のお箸。お父さん、お母さん、女の子、男の子、犬の５本セットがかわいくて買ったものの、我が家は女の子２人。次女が、「犬がいい！」と言ってくれて、丸く収まりました。

お餅つき

子供達が通っている日本語補習校では、この時期、いつも「お餅つき」を開催してくれます。いつも、都合がつかす、まだ一度も参加したことがないのですが、日本のお正月気分を少しだけでも味わえる、貴重なイベントですね。

2016年も、みなさまにとって、素晴らしい１年になりますように。