日本語教室にお子様を連れて来ているママさんに車の売買に関するアンケートをとったところ、とびぬけて多かった質問…「日本から車を取り寄せるには?」今回は日本から車を取り寄せる場合の流れをお伝えします。まず、取寄せる車が、排気ガス基準・前面衝突安全性能基準と車種に基づく輸入基準(Overall Standards)に適合していること、右ハンドルであることが前提となります。
一般的な流れ
詳しい輸入規制と手続きについて、JETROのウエブサイト https://www.jetro.go.jp/world/qa/04A-001225.html に記されていますが、簡単に手続きの流れを記すと次のようになります。
- 日本
- 登録抹消手続き⇒NZへの輸出検査(錆・害虫の有無) ⇒ NZへ
- NZ
- 輸入車検(コンプライアンス) ⇒ ナンバープレート&レジストレーションの取得
日本で輸出検査をパスしてもニュージーランドでの検査にパスしなければ、ニュージーランドの公道を走ることはできません。では、ニュージーランドでの検査はどのような仕組みになっているのでしょうか。
コンプライアンス(輸入車検)
まず日本で輸出検査を終わらせていなければニュージーランドでも検査や洗浄を受けることが出来ます。これでニュージーランドに入ってくる車は全て”クリーン”なものとなります。
コンプライアンスとは輸入車検のことで、車に事故跡、修復歴、錆等がないか、及び、その車がニュージーランドのロードスタンダード基準を満たしているかをチェックします。コンプライアンスは、AA、VTNZ、VINZ等で行っており、2~3日を要します。もし事故跡、修復歴、錆等があればコンプライアンスをパスするのに1週間程かかります。事故・修復歴等のチェックはシートや内装を外して徹底的に行われ、ロードスタンダード基準は、ブレーキパッドの厚さ、タイヤの溝、フロントガラスの傷、ワイパーの作動、電気系統の作動等、細かい項目に渡って構成されています。ニュージーランドは世界一審査の厳しい国といっても過言ではないのです。輸入車検自体にかかる料金は、$400~$500で、もし修理の必要があるとなれば検査料金に加えて修理代もかかります。
この検査をパスしたらORC(OnRoadCost)を支払い、ナンバープレートとレジストレーションを取得し、晴れてニュージーランドの公道を走れる車となります。
(情報提供:コンプライアンスセンター勤務 ミホさん)
写真協力:GulliverNZ After Service Centre
気になる輸送料金は?期間は?
輸送料金は大体$1500~$2000といったところですが、これはあくまで輸送だけの料金です。他にも日本での登録抹消、仮ナンバーの取得、積み荷港までの運搬、海上保険、通関、港から輸入検査場までの運搬等の費用も発生します。あわせて、それらの手配や作業もでてきます。日本を出港してから2週間から1か月くらいでニュージーランドに到着しますが、その後もいろいろな作業、検査で期間と手間はかかると念頭に置いていた方がよさそうです。現在では輸入代行会社もいくつかありますが金額や内容もそれぞれだと思うので、気になる方は調べてみてくださいね。
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