詐欺になんか引っかからないと自負している人ほど引っかかるというのは本当でした。気をつけていたのに・・・しかし、再び同じことが起きても引っかかってしまうかもしれないと思うほど、巧みなオンライン詐欺に引っかかってしまいました。自分の恥も誰かのお役に立てればと思うので、恥を承知の上で体験談をお伝えしたいと思います。

体験談

Facebookをやっている方ならご存知かもしれませんが、ニュージーランド航空が受取人のいないロストバゲッジを売りに出した！という広告が出てくることがあります。あれはオンライン詐欺ですので引っかからないようにしてください。

「そんなおいしい話はないだろう」と思っていたのですが、なんと巧みなことにエアーニュージーランドのサイトそっくりのサイトに飛ばされ、その上体験談がまとめられているサイトまで作成されていて「妻に馬鹿げていると言われたけど買ってみたら女性物がたくさん入ってたから喜んでた！ラッキー！」というコメントや写真が表示されるページに。

　

まんまと騙されてクリックすると、くじ引きに当たると3ドルで購入することができるゲームが出てきます。くじ引きには必ず2回目か3回目で当たるように設定されているのでしょう。あたりを引くと、「おめでとう！」といって住所とクレジットカードを入力する画面が出てきます。その間にも、同時に同じサイトを閲覧している人の数も表示されています。もちろん嘘ですが、その時は本当だと思ってしまいました。

私の場合は、カード番号を入力しても承認されませんでした。なんでかなーと思って持っていたカード2枚の入力をしてしまいました。今回はそんなに執着していなかったので良かったですが、他のサイトでうまく購入手続きができないと躍起になって何度も入力することがあるので、怖いです。

まいっかと思って別のニュースサイトを見ていたら、NZ航空が詐欺だから気をつけていっている記事を発見。即刻カードを止めて、今のところ被害は出ていません。

巧みなやり口

詐欺グループは我々の検索履歴や検索ワード、あるいはクリックしているページなどを把握しています。ほとんどのSNS会社は、アルゴリズムを利用して恐ろしいほど的確なタイミングで、適切な広告を表示させることができると聞いたことがありましたが、本当にその通りだなと思いました。

今回、私は日本から家族を呼び寄せるのに以下のことをしていました。仕事や勉強の前にやることが多いので7時AMー9時AMです。

• SkyScannerやNZ航空でチケット検索
• スーツケースの相場
• FacebookやTradeMeで中古品の検索

そして、まさにそのタイミングでこの広告が現れました。その日はビザの手続きでちょっと問題があってバタバタしていたり、前日遅くまで仕事で疲れていたのもあり、思考力が落ちていたのだと思います。正直なところ、「NZ航空って遊び心があるなぁ。面白いことするなー！」くらいの軽い気持ちでクリックしていました。

ニュージーランド郵便局やカウントダウンなど大手を偽っているものが多いそうです。こんな話あるかな？という時はGoogleで「Scam」と検索すると警告をしている記事が見つかるかもしれません。

私のように浅はかな人は少ないと思いますが、「NZ大好き」を見ている人も情報を求めている人だと思いますので、くれぐれもお気をつけください。誰かのお役に立てればと思います。