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ニュージーランドの税金の種類

ニュージーランドの税金の種類

一番身近な税金としては、GSTがありますね。その他にはどんな種類の税金があるのでしょうか?まとめてみました。

GST(消費税)

商品購入時やサービスを受けるときに課せられる税金です。GSTとは、「Good and Services Tax」の略です。税率は2010年10月1日より15%一律となっています。

食料品、衣料、生活雑貨、電化製品、車など殆ど全ての商品価格に課税される他、レストラン、ホテルなどの宿泊施設、交通機関などでのサービス料金などに課税されます。

例外は個人が居住用に購入する不動産物件です。殆どの場所で目にする価格は、GST込みの内税表示となっています。

Income Tax(所得税)

ニュージーランド国内で収入を得た全ての人に課せられる税金です。非居住者でも不動産収入などがある場合には課税対象となります。税率は累進課税です。

企業に所属する被雇用者の場合は、通常PAYE(Pay As You Earn)と呼ばれる制度により、給料から所得税が源泉徴収されているのが一般的です。

失業手当などの社会保障も収入とみなされて、所得税の対象となります。

Invome Tax for Busicesses(法人税)

ニュージーランド国内で事業を営み、収益を得ている企業に課せられる税金です。

Withholding Tax on Interest(金利所得に対する源泉課税)

銀行貯金や投資信託の利子に対して課せられる税金です。税率は、居住者と非居住者では異なります。

Withholding Tax on Dividends(配当所得に対する源泉課税)

株式など有価証券の配当に対して課せられる税金です。

Rates(固定資産税)

住居や店舗など不動産を所有している人に対して課せられる税金です。カウンシルが管轄していて、土地や物件の評価額、敷地面積などによって個別に課税されます。下水道やゴミ処理、道路補修、公園整備などの公共料金が含まれるのが一般的なようです。

Rates of Motor Vehicle(自動車税)

車体登録料(Vehicle Registration)と道路使用料(RUC:Road User Charges)の名目で課せられる税金です。管轄は、ニュージーランドの運輸局であるLand Transport Safety Authorityです。各課税の料金は車種などによって異なります。車体登録料にはACC課税が含まれています。

ACC Levy Rates(ACC課税)

居住者、非居住者に関わらず、ニュージーランド国内で起きた事故や、それに伴う怪我に対する治療費を国が負担するために課せられる税金です。管轄は、Accident Compensation Corporationで、主に二つの方法で税金を徴収しています。

1つは、労災対策として所得から源泉徴収し、もう一つは交通事故などに対応するため自動車税として徴収しています。2016年には新しい枠組みの課税を制定する予定です。

その他の税金

以前ありました、小切手税、贈与税は撤廃されていまはありません。ちなみに相続税もありません。キャピタルゲイン税は条件付きで導入予定です。