日本語…とりわけ漢字は、日本の学校に通っているお子さんでも少し苦手な分野だと思います。何通りも読み方があって、複雑な記号が重なっていて。読めるけど書けないというお子さんも結構いるのではないでしょうか？

日本の学校に通っているお子さんでそうなのですから、ニュージーランドで漢字を習得しようとするのは、並大抵ではありません。お子様は普段は「英語」の環境に置かれていて、日本語として会話は両親から学びますが、漢字となるとちょっとおろそかになりがちです。

そのような中、今日は漢字学習にとってもピッタリな辞書をご紹介致します。

KanjiPro - The easy way to remember Kanji

その名も「KanjiPro」。漢字博士と訳せばいいのでしょうか。副題を見てみると「漢字を思い出す簡単な方法」とあります。なんか一般的な辞書と違う様子ですね。さっそく開いてみると判りますが、日本の小学校で習う学年毎にページが別れていて、大きく下記の二種類の方法で漢字を説明しています。

漢字の成り立ちが象形の場合

例えば、「目」や「口」など、形から漢字が形成されている場合は、図で説明しながら記載されています。

偏などのつくりや、複数の漢字から構成されている場合

例えば、「妹」や「親」「進」などは、それら構成しているパーツ毎に意味することが記載されています。
でも、それって結構普通ですよね…

英語のストーリー

でも、この「KanjiPro」は、それだけで終わらず、英語のストーリーが追加されています。例えば「愛」なら、「Love with  Hand Covering Heart to Foot」と行った具合に。そう、漢字の各パーツをストーリーにしたてて書いてあるので、「あい」という漢字を思い出すときに「あい」->「LOVE」->「Love with -------」という文章を思い出して、漢字を書くのです。そうこの本の副題にあるように「The easy way to remember Kanji」なのです。英語の頭になっている子どもには、日本語で説明された辞書より、この本のほうが頭に入ってくるようです。

購入方法

定価は、$67+Postage and handling fee ということで、下記で購入できます。
Mighty Ape
https://www.mightyape.co.nz/product/KanjiPro-Paperback/21642796

日本国内からなら、Amazonで5500円で購入できるようです。
http://www.amazon.co.jp/KanjiPro-The-easy-remember-Kanji/dp/0473252627

著者：マイケル・マッキンベン
マッセイ大学で農業科学部と経営学を学び、日本に合計9年滞在経験を持つ。漢字のほか、将棋など日本の文化を愛するKIWI。