ニュージーランドは海に囲まれている島国なので、シーフードが新鮮で美味しいですね。日本と共通のもの、ニュージーランド特有のものと様々ですが、今回はこの時期だけの期間限定Bulluf oysterについてご紹介していきます。
Bulluf oysterはスチュワートアイランド周辺だけで採れる丸い形をした牡蠣です。
これから冬に向けて寒くなりますが、美味しい牡蠣のシーズンのスタートです。
スチュワートアイランドとは
スチュワートアイランドは、ニュージーランドの最南端に位置する島で、野生動物の宝庫です。
島はマオリの言葉で『ラキウラ』と呼ばれ、『空の輝く地』という意味を持ちます。
島の85%以上が国立公園として保護されていて、ハイキングやバードウォッチングを楽しむことができます。
野生のキーウィが見られることでも有名です。
南島とスチュワートアイランドの間にあるフォーヴォー海峡には、たくさんの魚介類が生息します。
Bulluf oysterのほかにも、ニュージーランドのロブスターCrayfishや魚のような味わいの鳥Muttonbirdなど特徴的な食の宝庫でもあります。
Bulluf oyster
特徴は丸い形の貝殻と、さっぱりとした味。冷たい海流のところで育つので、ぷりっと引き締まった身です。
通常、Bulluf oysterのシーズンは3月上旬から8月上旬ですが、昨年は8月が天候不良により漁に行けずBulluf oysterが海に残っていたので9月までお店などで食べることができました。2020年は3月3日に解禁となりました。
Bulluf oysterは漁獲量が決まっており、ニュージーランド国内でしか流通していないので、牡蠣好きの方はぜひ3月~8月のこの時期に食べたいところですね。
どこで食べられる?
オークランド、ワイヘキ島、ウェリントン、クイーンズタウン、インバーカーギルなどのシーフードのレストランで食べることができます。今の時期だけの特別メニューを用意しているレストランもあります。
お住まいの地域のレストランにBulluf oysterは入荷しているか聞いてみてくださいね。
お値段はレストランによると思いますが、1つ5ドル前後が相場でしょう。
また、生牡蠣のほかに、衣をつけて揚げた牡蠣フライに近いものや、グリルしたもの、チーズなど味付きのものなど、豊富なメニューでBulluf oysterを楽しめるレストランもあります。
実食
実は牡蠣が得意ではない私も、せっかくなので生牡蠣をいただきました。
つるっとしていて、美味しい貝のお刺身の味です(当たり前)。濃厚なクリーミーさというよりは、あっさりさっぱりとしたお味で、これならたくさん食べられそうだなと思いました。牡蠣に苦手意識がある人も食べれるかもしれませんよ。
一緒に行った友人曰く、広島の牡蠣より小さめらしいです。
5月にはオイスターフェスティバルも開催されます。
ぜひ、ニュージーランドでしか食べれないBulluf oysterを楽しんでください。