自転車との出会い!
ダニーデンの街とそこで暮らす人たちに惹かれて、ぎりぎりのワーホリで引っ越してきたのですが、一つ懸念材料だったことがありました。免許を取ったのは7年以上前であり、かつペーパードライバーであることです。「ニュージーランドは車社会だから。」去年の3月に旅行で9日間訪れた時にこの言葉を何度も聞いたので念のために国際免許だけは手に入れてきましたが、日本でも怖かった運転をニュージーランドでする自信は全くなく地道に歩く、もしくはバスに乗る生活をしていました。
そんな中で、引っ越してきて1か月後、フラットメイトが2台目の自転車を手に入れて、快く「あかりも自由に使っていいよ!」と言ってくれたことで自転車生活が始まりました。
自由に動けるようになり、ぐぐっと行動範囲が広がり、今ではすっかりほぼ毎日自転車に乗っています。
少し遠出した際も、ダニーデンの中心部から半島の先へ自転車用のトラックが最近整備されたこともあり、ポートチャーマーズまでの道は快適でした。
また「Sir Leonard Wright Lookout」に向かう道路は6時以降は車の通行が禁止されているので、子どもと一緒の方や私のような自転車初心者も安心して楽しむことができます。
ビーチ沿いを走ることができて眺めも良く、特に夕焼けの時間帯に行くのがお気に入りです。
安全な運転に必須な自転車グッズ
自転車に乗り出して、日本よりも厳しめ?のルールがあることも知りました。ヘルメット着用は義務であり、夜間は前方と後方の2つのライトが必要とのことです。
さらにHigh visベストも手に入れて自転車生活を楽しんでいます。最初はとても目立つ色に少し着るのを躊躇しましたが、特に少し暗くなってきたとき、High vizベストのあるなしで遠くからの見え方が全く違うことを知り、今では日本の家族にもプレゼントしたくなっています。
自転車好きの集まるイベントBIKE BREAKFAST
「BIKE BREAKFAST」という名のイベントにも参加しました。7時過ぎに家を出て開催地に着くと、すでにたくさんの人が集まっていました。おいしい果物にクロワッサンをいただき、自転車の整備までしてもらえて朝からラッキーな気持ちになれました。気のせいかもしれませんが、整備してもらった後はぐんと走りやすくなり、定期的にメンテナンスしようと思います。
さらに興味深かったのが、テーブルの上に地図が設置されていて修理が必要な箇所や自転車スタンドがあるといい場所について意見を集めていたことです。自転車に乗っている人たちが集まる場で、皆の意見を書いてもらって行政に声を届ける素敵な取り組みでした。
自転車専用道があるのとないのとでは、安心度に大きな差があります。特にダニーデンも路上駐車が多いので、自転車の横すれすれを車が走っていくので怖い思いをすることもあります。そうした箇所をそれぞれに指摘されていて、私自身も怖いなと思っていたところがコメントされているのを見て、なんだかうれしくなりました。
天気が変わりやすくても大丈夫?
1日に四季があるといわれるニュージーランド、朝は晴れていても夕方には雨という日も多いので、自転車は適さないのかなと勝手に思っていました。
しかし乗り出してみると、雨でもあまり問題なく走ることができています。ただし、風の強い日には特に海の横の自転車道は危険もあるそうです。
風が強い日はいつもよりギアを一つ軽くしてみたり、沿岸の道路を避けてみたりちょっとした工夫で快適さも変わります。
そんな天気も楽しめる自転車生活、ぜひ短期の滞在や、車を買うまでの間でもご堪能ください!