ネコのモスは、兄弟ネコのロイと一緒に、ハミルトンのSPCAでフェロウズ家にもらわれ、一家と共にパームストンノースに引っ越したが、その後すぐに姿を消していなくなってしまった。
一家は愛猫を探すためにあらゆる手を尽くしたが、モスの行方は分からなかった。
ところが3年と半年後、モスの人間のママ、メラニー・フェロウズさんは義母から電話を受けて、SPCAが130キロ離れたヘイスチングスでモスを見つけたと伝えられた。
「こんなに時間がたった後、遠いヘイスチングスで見つかったなんて信じられない」と、フェロウズ一家はおどろいた。
「モスは人懐こいネコなので、誰かのクルマに乗ってしまったのかもしれません」
家族はクルマでヘイスチングスに行き、モスを連れて帰ったが、長距離ドライブもモスは一向に平気な様子だった。
長い冒険から帰宅したモスは、一通り家の中を歩き回った後は、いつも眠っていたメラニーさんの息子の寝室のある2階へ上がっていったとのこと。
メラニーさんはマイクロチップのテクノロジーに感謝しつつ、「帰ってきてくれて初めて、どれだけ会いたかったかわかりました」とコメントした。