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ハッピーエンディング 猫のリオ2週間の冒険

ワンガヌイに住むネコのリオは、ネコには9つあるという命の1つを費やしてしまったかもしれない。黒白ハチワレのこのネコは、ゴーンビルのフェニックスパームの木から降りられなくなり、2週間をそこで過ごした後、無事救出された。

フェニックスパームは尖った葉に毒があり、消防署やSPCAは上手く救出することができなかった。

リオ救出のミッションを完遂したのは、樹医、移動式クレーン会社2社、ドローン操縦者、そして熱心な近所の住人たちであった。

最終的にエサと水を入れたカゴの中にリオを誘導し、クレーンで降ろすことに成功した。

アニマル・レスキュー・ニュージーランドのジョディ―さんは、「ネコが無事にカゴの中に入っているのを見た時は、本当にうれしかった」とその時の感動を語る。

2週間も木の上で過ごしたわりには、リオは比較的健康。幸いマイクロチップを埋め込まれており、ネコ救助のグループCHARMによって飼い主の元に戻ることができた。

リオの飼い主ブラッド・ラーセンさんは、最近手術を受けたばかりで現在回復中。

「家で新しく仔犬を飼い始めたんですが、リオはそれが気に入らなくてちょっと外出したんでしょう。3週間前からいなくなっていました。私はフェイスブックをやらないし、この2週間はローカル新聞も見ていなかった。すぐ近所でこんな救出劇が繰り広げられていたとは」と、リオが近所で有名になっていたとは夢にも思っていなかった。

「3人の幼い娘たちはリオがいなくなったことにとても悲しんでいました。無事戻ってきてくれて今は大喜びです」とラーセンさん。