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マレーシアとニュージーランドのプラスチックゴミ

今まで中国に送られていたニュージーランドのプラスチックゴミは、現在マレーシアに送られている。そこでは、ゴミは工場で燃焼されたり、森に投棄されたりしている。そのマレーシアでは、燃焼された際に排出される有毒な煙が、近隣の住民を苦しめているのが現状だ。

クアラルンプールからクルマで約1時間のある町では、今では何千トンものプラスチックゴミが廃棄されている。世界のゴミの50パーセントを受け入れていた中国が、それを規制しはじめてから、世界各国は、マレーシアにターゲットを向けた。今では、クアラ・ランガット地区では、約40の工場が運営されている。そのほとんどは、パームオイル農場のオーナーが安く貸した土地の中で、汚染された工場水を排水している。

有毒物を含んでいるか、処理に費用がかかりすぎるリサイクルプラスチックは、投棄されるか、燃やされる。これにより、自然環境は著しく汚染され、近隣の住民の健康にも被害が及ぶ。