絶滅危惧種とされるニュージーランドの鳥、カカ。自然保護局は、南島のフィオルドランドのカカの数が増加していると発表した。
自然保護局の調べでは、10年前ワイトゥトゥ・フォレストのカカの数は、雄雌の数がアンバランスで、オスとメスの割合が6対1と、メスが非常に少なく、またヒナの数も少なかった。
しかし昨年の新たな調査では、カカの数は4倍に増加した。オスとメスの割合が1.7対1となり、若いヒナの数も20倍となったという。自然保護局の担当者は、目を見張るばかりの増加に喜びの声をあげている。
2010年から昨年にかけて、有害生物防除のための毒が3回散布され、多くの罠が仕掛けられたという。