国際訪問者課徴金(IVL)は、ニュージーランドを訪れる海外旅行者が支払う税金で、観光と自然保護のための費用をまかなう目的で導入されています。
現在は35ドルですが、来月から100ドルに引き上げられます。この収入は観光インフラ整備や国立公園の維持などに使われ、訪問者が利用する地域への負担軽減を図ります。しかし、観光業界の一部では、これがニュージーランドを高価で魅力のない目的地にする可能性があると懸念されています。
観光業界のリーダーたちは、100ドルの課徴金が4万8000人の訪問者を減少させ、2億7300万ドルの収入をリスクにさらすと警告していますが、観光相マット・ドゥーシーは、訪問者数に「重大な影響」はないと述べています。新たなIVLは観光と保全にそれぞれ年間約1億1500万ドルの資金を提供する見込みです。