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警察への電話メンタルヘルス対応が増大

警察は、一日100件以上ものメンタルヘルスケアが必要な電話を受けている。

最新の警察年間レポートで、1990年代と比較すると、精神的な悩みを抱えた人からの電話は3倍になり、自殺行為をほのめかす電話も8倍になったと発表している。今年だけでも、メンタルヘルスのサポート対応が必要な電話を繰り返しかけてくるケースが4,300件、一回限りの電話は1万件を超える。1件にかかる時間は平均で5時間半。前年は2時間半であった。

2013年に警察は、メンタルヘルスチームを結成し、心のケアの必要な人からによりよく対応できるよう取り組んでいる。チームのプロジェクトマネージャ、スー・ダグラス警部は「昨年警察は2万5,000件のメンタルヘルス関連の電話を受けました。この中には脅迫や自殺をほのめかす電話が含まれています。この5年間、毎年増加をたどっています」

メンタルヘルスのスペシャリストではない警察が、このような対応をするのを問題視する声も専門家から上がっている。地方行政のヘルスボードが、もっと積極的に人々の心の問題に取り組むべきである、とある心理研究者からの意見。