ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

所得税流用と補助金不正受給で有罪、20年で最悪の事例

クライストチャーチ地方裁判所で、税務違反の罪でアジアパシフィックグループ(APG)のディレクター、メラニー・ジル・タタナ氏が3年の実刑判決を受けました。裁判官は、この事件を「20年で最悪の税務違反」と評しました。

タタナ氏は、従業員の所得税(PAYE)1,602,864.17ドルを差し引きながら納付せず、63件の故意の未納行為で告発されました。また、APGの口座から80万ドル以上がタタナ氏と娘の口座に私的流用されていました。

APGは、2022年に2.2百万ドル以上のコロナ関連補助金を受け取っており、税務局からの警告にもかかわらず未納行為を継続。裁判官は、タタナ氏に反省の態度が見られないことも指摘し、厳しい姿勢での処罰を強調しました。