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クライストチャーチ 有機肥料工場からの汚臭に抗議

クライストチャーチのブロムリー住民は、市が所有する有機肥料プラントLiving Earthからの汚臭に抗議し、プラントの運営を直ちに停止するよう訴えた。

ブロムリーの小学校教師、キャシー・ベイカーさんは、「教室ではハエが飛び回り、大勢の子どもが学校を休んでいます。腹痛、胸部の感染症、せき、喘息など、さまざまな健康の問題からです。教室の外に出ることができないこともあります。もうたくさんです」と憤りを表した。

ベイカーさんは、子供たちの手紙をフィル・モウガー市長に提出した。

ブロムリー小学校の生徒、フェニックスくん(8歳)、カーラさん(9歳)は、「学校でも家でも臭いにおいがします。腐ったチーズか魚の臭いみたいです。すぐにこの問題を解決してください。家の窓を開けたり、外で遊んだりできないのです」と話した。

シティ・カウンセルは、プラントの移動を受け入れ、移動先を6か所にまで絞ったが、新しい施設が運営されるには6年はかかる。

怒りをあらわに、涙を流して訴えたのはブロムリーのビッキー・ウォーカーさん。

「私は1月に肺炎に、5月には肺感染症にかかりました。今は喘息と帯状疱疹に悩まされています。こんなに病気になったことはありません。汚臭に捕らわれた囚人のように感じます」

肥料工場の汚臭が空気を汚し、自宅の窓を開けることも、毎日の散歩もできなければ、洗濯物を外に干したり、庭仕事を楽しんだりも叶わない、と涙ながらに訴えた。