Air New Zealand社は4月23日から国内線の運賃を全路線で値上げし、6月から短距離便のサービス内容の変更を発表した。
6月11日から全乗客に食品購入オプションを廃止、エンターテインメントの無料視聴、機内食・飲料の提供が含まれる。手荷物無料の最低運賃も設定されるが、別途30ドルで手荷物を預けられるオプションが用意される。
同社は過去2年間で運営コストが30%以上上昇したため、これまで吸収してきた費用の一部を運賃値上げで転嫁する必要があると説明した。国内線は競合が少ないため、利用客は提示された運賃を受け入れざるを得ない状況にある。
ニュージーランド消費者協会は、航空業界における料金設定の不透明性と競争不足を指摘し、食品や銀行業界と同様に商取引委員会による市場調査を求めている。