完全に登山準備不足でナウルホエ山を登っていた2人の男性が、警察により救助された。
午後4時ごろ、ナウルホエ山の頂上に到着したある登山パーティは、この2人を発見して驚愕した。
彼らは、街なかで履くような運動靴、ジーンズ、コットンのTシャツとフード付きスウェットシャツといった軽装で、地面が急速に凍ってゆく状況で、どうやって下山するか途方にくれていた。
登山パーティは彼らに食料と暖かい衣類を与え、Google翻訳を用いて会話した後、警察に助けを求め111に連絡をした。
Midwestのヘリコプターが、2人を救出するために山頂に飛来した。
ナショナルパーク警察のコンラード・スミス巡査は、「彼らは山をよく知った登山者グループに見つかって幸いでした。私の17年の救助活動の中でも、今回の2人は最も無計画な登山者と言えるでしょう」と語る。
少なくとも2人の別の登山者が、軽装のこの2人を見て、登頂を思いとどまり下山するように警告していた。
「今日は天気のよい日でしたが、日が落ちるとあっという間に気温はマイナスになります。登山グループが救助を呼ばず2人だけで下山していたら、転落するか滑るかで、まず助からなかったでしょう」
ナウルホエ山の登山コースは、ニュージーランドで最も数多く救助と捜索が行われているトラックである。