ニュージーランドで仕事がしたいフィリピン人に、手数料を取る代わりに詐欺行為による就労ビザを発給した犯罪を含む、284の容疑にかけられたフィリピンとニュージーランドの二重国籍保持者Loraine Jayme(36歳)が4日、Hamilton地方裁判所の判決で11.2ヶ月の自宅拘留と180時間のコミュニティワークを言い渡された。
この事件はニュージーランド移民局がJayme容疑者がビザ申請において詐欺行為に関与している事を発見、その後の検察の調べにより、実在しない5箇所の酪農ファームから架空の雇用主の書類作成等Jayme容疑者が捏造していたことが判明し2015年10月に逮捕された。 移民局では今回の詐欺行為は氷山の一角に過ぎないと見ている。
Jayme容疑者は17名のフィリピン人に対し就労ビザサポート料1人あたり2000ドル以上を受け取っていた。2000ドルはフィリピン母国での月平均収入の約8倍。