ニュージーランドでグルメと言えばラム肉。大自然の中でのびのび育った羊のお肉は絶品です。
ニュージーランドの美味しいものの中でもいつも上位に入るのがラム肉です。世界一のラム輸出国であるニュージーランドに住んでいるからには、美味しいラム料理を味わいたいですよね。ニュージーランドでは羊をよく見かけますが、広々とした大自然の中でゆったりと過ごしている様子は本当に幸せそうです。こんな環境の中で育った羊が美味しくないわけありません。けれど私は日本では全くといっていいほどラム肉を調理する機会が無かったので、美味しくできなかったらどうしようと不安になってしまい、なかなかラムを料理する機会がありませんでした。
そんな中、去年の姑の誕生日に何が食べたいかと聞くとラムローストが食べたいと言われたので、人生初のラムの料理にチャレンジすることになりました。姑がわざわざ肉屋さんで美味しいラムレッグを買って来てくれたので失敗するわけにはいきません。色々レシピを調べてみると低温調理で長時間加熱するレシピが出てきました。お肉がホロホロになってとても美味しいと書かれていたので、硬い肉が苦手なうちの家族にぴったりだと思いこのレシピで作ることに決めました。焼く時間が長いので、時間をきちんと逆算して準備を始めないといけないですが、下準備はとても簡単なので失敗する気がしません。一度オーブンに入れてしまえば後はほとんど入れっぱなしで出来上がりました。気になる出来上がりですが、想像以上にホロホロのとろける食感で、ラム特有の臭さもほとんどなくとても美味しく出来上がり姑にも喜んでもらうことができました。
このレシピを覚えて以来、日本からのお友達が遊びに来てくれるときには必ずと言っていいほどこのお料理を作っています。見た目もインパクトのあるニュージーランドらしいこの料理に皆とても喜んでくれます。ラム料理初心者にも簡単にできて失敗のないレシピだと思うので時間のある週末や特別な記念日などに是非作ってみて下さい。お昼前から焼き始めるとちょうどディナータイムには美味しく焼き上がります。
低温調理で柔らかジューシー!ラムレッグのロースト

- 材料
- ラムレッグ 約2 kg
- 塩、胡椒
- オリーブオイル 大さじ1.5
- ニンニク(皮つきのまま横半分に切る) 1玉
- 玉ねぎ1個(皮つきのまま縦1/4にカットする)1個
- ローズマリーの小枝2本
- ビーフブイヨン 2カップ
- グレイビーソース用
- 小麦粉 大さじ4
- 塩 胡椒 適宜
- 作り方
- ①オーブンを170℃または150℃に予熱する。
- ②ニンニク、タマネギ、ローズマリーを金属製のローストパンに入れる。

- ③ラムレッグの片面に塩、こしょうをたっぷりとふり、揉み込む。
- ラム肉を裏返し、ニンニクとタマネギの上に置く。さらに塩と胡椒を振り、揉み込む。

- ④ラム肉にオリーブオイルをまわしかける。ラム肉の周りにスープと水を注ぐ。アルミホイルで蓋をする。

- ⑤オーブンに入れ、4時間半ローストする。
- ⑥オーブンから取り出し、アルミホイルを外す。ラム肉を裏返す。フォークで簡単にちぎれるくらい肉が柔らかくなっているか確認する。柔らかくなっていなければ、アルミホイルをしてオーブンに戻し柔らかくなるまで焼く。
- ⑦アルミホイルを外したラム肉をオーブンに戻し、さらに45分、または焼き色がつくまで焼く。
- ⑧ラム肉を取り出し、フライパンの汁をたっぷりかける。大皿に移し、ホイルでゆるく覆い、グレービーソースを作る。
- グレービーソースの作り方
- ①大きめのスプーンを使って、ローストパンに残ったソースの上に浮いている脂肪分を取り除き、捨てる(全て取りきらなくてもOK)。
- ②ソースを鍋に入れ中火にかける。沸騰したら小麦粉を加える。泡立て器を使って混ぜ合わせる。
- ③ドロドロの状態になったら1/2~1カップの水(分量外)を入れて、好みの硬さになるまで泡立てる。塩と胡椒で味を調整する。
- ④出来上がったグレービーソースを漉し、玉ねぎなどの汁を絞る。
ロースト時間の合計は5時間15分です。
食べたい時間から逆算して準備を始めて下さい。
ローストポテトや温野菜を添えて食べるととても美味しいです。
2016年から家族4人でニュージーランドに移住。料理を作るのも食べるのも大好きです。ニュージーランドで出会った美味しいものを紹介しています。
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