【海外ならではの独身者にも必要な生命保険】
前回からのつづきです。海外では独身者でも生命保険が必要になってくるのは、「自分に万が一のことが起きた場合、日本の両親かきょうだいがすぐにNZに駆けつけ、葬儀を行い、住居を片付け、必要なものを日本に送りと、あれこれ手続きをすることになるので、その費用を生命保険でカバーしようというのです」という話でした。
【貯金をおろすのに弁護士?!】
一例を挙げてみましょう。万が一、独身の方が亡くなったとすると、故人の貯金ひとつをおろすのさえ簡単なことではありません。日本のように通帳と判子を持って行けば誰でもおろせるわけではないので、親・きょうだいとはいえ故人との関係を証明する必要があり(英訳した親子の関係を示す書類等が必要になってきます)、ほとんどの場合、家庭裁判所が間に入ることになるでしょう。この場合、弁護士を介して手続きを行うので数千ドルの費用と相当の時間がかかる可能性があります。
【4~7万ドルの生命保険に入る方法】
前回、「ニーズをいろいろうかがうと、最終的な保険金は4~7万ドルになることが多いです」という話もしましたが、「生命保険ってそんな金額からはいれるもの?」という疑問もあることでしょう。確かに月々の最低保険料で逆算すると、受け取り保険金は少なくとも10万ドルを超える金額になります。では、どうすれば4~7万ドルの生命保険に入ることができるのでしょう?
【ガン特約や特定疾病特約の利用】
保険金は4~7万ドルでも月々の最低保険料を超えていれば生命保険に入れるので、特約を付けることで問題をクリアできます。ガン特約は文字通りガンと診断された場合(非常に小さい皮膚ガンなど一部条件が付く場合もあります)、特定疾病保険は心筋梗塞や脳梗塞、ガンなど指定されている約40種類の病気と診断された場合に、まとまった保険金が病気の種類や程度に応じて受け取れます。
【特定の病気にまとまった保険金】
実際にお客様の中でもさまざまな病気を発症し、数万ドルの保険金を受け取っている人がいます。中には若い独身者もいます。特に若い人のガンは進行の度合いが人一倍心配なので、まとまった保険金を受け取って日本に帰って治療・療養というケースもあります。「仕事もあるし帰国は無理」という場合でも、まとまった保険金は大変心強いと思います。
【保険金と保険料の一例】
7万ドルの保険金に特約をつけた場合で、月々の保険金がどれぐらいになるのか一例をご紹介しましょう。ぜひご参考ください。
A社:生命保険金 7万ドル+ガン特約6万ドル
30歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$12.83
30歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$13.67
35歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$15.63
35歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$13.86
A社:生命保険金 7万ドル+特定疾病特約4万ドル
30歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$13.85
30歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$15.62
35歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$16.52
35歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$17.28
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
- Accelerate Consulting
- PO Box 87411, Meadowbank, Auckland 1742, New Zealand
- Tel : 09 578 0792
- Mobile : 021 968 968
- E-mail : takahashi@accelerateme.co.nz
- Website(日本語): www.hokennz.com
- Website(英語): www.accelerateme.co.nz
- A disclosure statement is available on request and free of charge.
【海外ならではの独身者にも必要な生命保険】
前回からのつづきです。海外では独身者でも生命保険が必要になってくるのは、「自分に万が一のことが起きた場合、日本の両親かきょうだいがすぐにNZに駆けつけ、葬儀を行い、住居を片付け、必要なものを日本に送りと、あれこれ手続きをすることになるので、その費用を生命保険でカバーしようというのです」という話でした。
【貯金をおろすのに弁護士?!】
一例を挙げてみましょう。万が一、独身の方が亡くなったとすると、故人の貯金ひとつをおろすのさえ簡単なことではありません。日本のように通帳と判子を持って行けば誰でもおろせるわけではないので、親・きょうだいとはいえ故人との関係を証明する必要があり(英訳した親子の関係を示す書類等が必要になってきます)、ほとんどの場合、家庭裁判所が間に入ることになるでしょう。この場合、弁護士を介して手続きを行うので数千ドルの費用と相当の時間がかかる可能性があります。
【4~7万ドルの生命保険に入る方法】
前回、「ニーズをいろいろうかがうと、最終的な保険金は4~7万ドルになることが多いです」という話もしましたが、「生命保険ってそんな金額からはいれるもの?」という疑問もあることでしょう。確かに月々の最低保険料で逆算すると、受け取り保険金は少なくとも10万ドルを超える金額になります。では、どうすれば4~7万ドルの生命保険に入ることができるのでしょう?
【ガン特約や特定疾病特約の利用】
保険金は4~7万ドルでも月々の最低保険料を超えていれば生命保険に入れるので、特約を付けることで問題をクリアできます。ガン特約は文字通りガンと診断された場合(非常に小さい皮膚ガンなど一部条件が付く場合もあります)、特定疾病保険は心筋梗塞や脳梗塞、ガンなど指定されている約40種類の病気と診断された場合に、まとまった保険金が病気の種類や程度に応じて受け取れます。
【特定の病気にまとまった保険金】
実際にお客様の中でもさまざまな病気を発症し、数万ドルの保険金を受け取っている人がいます。中には若い独身者もいます。特に若い人のガンは進行の度合いが人一倍心配なので、まとまった保険金を受け取って日本に帰って治療・療養というケースもあります。「仕事もあるし帰国は無理」という場合でも、まとまった保険金は大変心強いと思います。
【保険金と保険料の一例】
7万ドルの保険金に特約をつけた場合で、月々の保険金がどれぐらいになるのか一例をご紹介しましょう。ぜひご参考ください。
A社:生命保険金 7万ドル+ガン特約6万ドル
30歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$12.83
30歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$13.67
35歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$15.63
35歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$13.86
A社:生命保険金 7万ドル+特定疾病特約4万ドル
30歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$13.85
30歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$15.62
35歳・女性・非喫煙者の月々の保険料:$16.52
35歳・男性・非喫煙者の月々の保険料:$17.28
高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)
アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。
- Accelerate Consulting
- PO Box 87411, Meadowbank, Auckland 1742, New Zealand
- Tel : 09 578 0792
- Mobile : 021 968 968
- E-mail : takahashi@accelerateme.co.nz
- Website(日本語): www.hokennz.com
- Website(英語): www.accelerateme.co.nz
- A disclosure statement is available on request and free of charge.