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家庭菜園を始めてみよう【始め方と育て方】

ュージーランドの家庭菜園事情。フラットに住んでいながらもできる家庭菜園の始め方を紹介します。

家庭菜園を始めてみよう

日本にいる時は様々な野菜や花を育てていましたが、ニュージーランドに来てからはなかなか手が付けられず、ねぎの水耕栽培程度しかできていませんでした。フラットメイトがトマトとバジルの苗を買ってきて育て始めたのをきっかけに、家庭菜園事情を調べてみました。各所で苗の販売がされており購入するのは難しくないので、始める方法や育て方、コツを紹介します。

どこで栽培するか決める

まず、地植え(地面に直接植える)にするのか、鉢植えにするのか決めましょう。フラットの庭が広く、オーナーの許可がとれ、地面に直接植えることができる場合は地植えがおすすめです。毎日お水をあげる必要がないからです。フラットに庭がない場合や地面に直接植えないでほしいと言われた場合は、鉢植えを選びましょう。(特にハーブは繁殖力が強く、一度植えると雑草のように庭中に広がってしまうことがあるので要注意)

地植えにする場合は場所を決め、苗を購入する1週間ほど前に周りを耕しておくことをおすすめします。雑草の処理をしておきましょう。

地植え、鉢植えどちらともメリット・デメリットがあるので、どちらを選んでも大丈夫です。自分の住んでいる環境や育てたい植物の種類によって決めることをおすすめします。

苗の購入

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11月ころから各所で苗の販売が始まります。苗の購入先としては、有名なところでMitre10、Warehouse、チャイナマートがおすすめです。フラットメイトはMitre10でトマトとバジルの苗を購入したそうですが、チャイナマートのほうが安かったと言っていました。トマトの苗が20ドルほどしたそうなので、かなり高めだと思います。Warehouseでは、大きな苗であっても16ドルほどで販売されていました。12月頃になると売れ残りの苗がセールになり、Warehouseではトマトの苗が半額になっていたのでおすすめです。

また鉢植えをする場合は鉢と土も購入しましょう。水はけをよくするための軽石も購入することをおすすめしますが、予算を抑えたい場合は庭に転がっている石を鉢の底に少し入れてもOKです。

苗選び

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写真のトマトは販売開始からかなり日数が経っているようで、半額になっていたものです。小さなポットに大きく成長したトマトが植えられています。お店で販売されている苗は、基本的に小さなポットでも元気に育つよう栄養剤も与えられているので、多少古い苗でもかまいません。苗が病気にかかっておらず元気そうであれば、ラッキーという感じです。

苗を選ぶときに大切なことは、

①病気にかかっていないか

見分けるポイントは葉が枯れていたりしおれていたりしないかと、人間でいう湿疹のようなものが起きていないか(ぽつぽつとしたできもののようなもの)です。写真のようにまとめて販売されている苗の中にも、元気なものとそうでないものが混ざっているので、1番元気そうなものを選びましょう。

②生長点が折れていないか

生長点が折れてしまっていると、それ以上植物が背丈を伸ばすことができません。大きくなりすぎないようにある程度のところまで成長したら自分で生長点をとりますが(トマトなど)、小さい苗のうちに生長点がとれてしまっていると横にばかり大きくなってしまいます。生長点があるかどうかは苗の先端上部(頂点)を確認しましょう。

③茎の太さ

苗が太く丈夫なものを選びましょう。同じ場所で売られている苗の中でも、茎がかなり細いものと、茎が太く丈夫そうなものがあります。これは接ぎ木といって異なる植物の根っこにトマトの茎をくっつけている場合、元の根っこの大きさに差があるためや、成長過程で土から養分をうまく吸収できていたものとそうでないものとがあるためです。今後の成長力に大きく影響するので、茎が太く根がしっかりと張っており、空に向かって真っすぐと伸びているものを選びましょう。

植える

フラットに帰ったら、苗をそのままにせずできるだけ早めに植えましょう。鉢植えの方は鉢に軽石と土を入れ、苗を植えます。地植えの方はあらかじめ用意しておいた場所に苗を植えましょう。苗を植えたら、たっぷりの水を上げましょう。

お手入れ(生育中の管理)

鉢植えの方は、基本的に晴れた日は毎日水あげが必要です。地植えの方は始めの1週間程度水を上げれば苗が地面から水分を吸収できるようになるので、それ以降は水をあげる必要はありません。成長が進み苗が大きくなってきたら、増えすぎた茎をとってあげましょう。すべての茎や葉に光が当たるように調整することがポイントです。トマトやナスなどが花をつけたら、ある程度の数になるように花をとってしまいましょう。初めからたくさんの実をつけると成長が遅れてしまいます。早く収穫したい気持ちをぐっとこらえて気長に待ちましょう。

収穫

食べごろになったら収穫します。植物は実をつけるのにたくさんのエネルギーを使います。何度も実をつけているとだんだんエネルギー不足になり大きさや甘さが衰え始めます。それを防ぐために、収穫した際に栄養剤を与えることをおすすめします。この後はお手入れと収穫を繰り返します。

最後に

ニュージーランドでの家庭菜園も、日本とそれほど変わりありません。少し難しいかなと思うのは、日本に比べ苗の値段が高めの設定になっていることと植える場所です。数か月という短期間しか今の家に住まないという方も、短期間で栽培から収穫までできる野菜や花などはおすすめです。

始めてみると愛着がわき、毎日おはようと声をかけたくなります。育てがいがありとても楽しいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

記者プロフィール

fuwari

fuwari

スーパーゆるゆる女子~相棒はカメレオンのパスカル~
2022年にバンクーバー留学後一時帰国し、現在はニュージーランドでワーホリ中。
fuwariの世界旅というブログを運営
Fuwari-せかいたび-

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