10代の少年少女達が本を読まなくなった。学校の図書館司書達は、子供達の本離れをソーシャル・メディアのせいだとしている。
長い文章を読んだり、正しいスペルで正しい文法を使う能力を伸ばせず、人生で大切なものを逃してしまうというのが彼らの危惧している点。
マルボーロ・ガールズ・カレッジの図書館司書コリーン・シプレイ氏は、学校での本の貸し出しは、2011年の1万3,420冊がピークで、昨年は5,000冊も減り8,942冊となった。彼女はこの原因の一部は、学校の英語のクラスで小説と取り上げる事が減ったためにあるが、主な原因はソーシャルメディアにあると意見している。
「本ではなくて、スマートフォーンで読む子もいます。彼女達が読んでいるのは、軽いフィクションで、文法もスペルも間違いだらけです。長い文章を読む集中力を培う事ができず、学業にも差しさわりがあるでしょう」しかしこの風潮が悪いとは言えないという意見もある。
学校図書館協会のミリアム・トゥオヒー氏は、「子ども達が読みたいものを読み、楽しんでいる限り、これが悪いことは思いません」