珍しくアカロア湾を訪れたハンドウイルカの大群を、遊泳者やカヤッカーは大いに楽しんだ。
午前7時すぎにアカロアの灯台と埠頭の近くに、約100頭にもなる群れが集まった。
9時30分くらいまで水中でえさを食べ、移動を開始したが、その後もこのエリアに留まり水中を自由自在に泳ぎ回り、見ている人たちを楽しませた。
絶滅危惧種であるセッパリイルカは、しばしばアカロアで見られるが、ハンドウイルカが来るのは非常に稀。
イルカを見るツアーを運営するAkaroa Dolphins社の共同経営者兼スキッパーであるジョージ・ワグホーン氏によると、アカロア湾でイルカの群れを見るのは1年ぶりくらいだという。
「素晴らしい光景でした。イルカたちはジャンプしたり、泳ぎ回ったり。私の2歳の娘も小さなボートに乗って、はしゃぎ声をあげていました」
午後になると群れは行ってしまったが、ワグホーン氏は今後も頻繁にハンドウイルカの群れが訪れることを期待している。