マイアミ動物園で、キウィに「さわる」体験イベントを撮影したビデオがソーシャルメディアに現れた。
キウィは夜行性のトリで、暗い場所でしか生活しないにもかかわらず、このビデオでは明るく電気のついた部屋で、テーブルに置かれたキウイを取り囲みはしゃぐ参加者が、犬をなでるように、キウイにさわっている姿が映し出されている。
飼育係はビデオの中で、「この子は、子犬のようになでられることが大好きです」と言っている。
このキウイの名前はパオラ。2019年にマイアミ動物園で孵化した記念に公式訪問した、ニュージーランドの自然環境家で、イウイのリーダーであるパオラ・ハイタナ氏の名をもらっている。
ニュージーランド自然保護局は、動物園のキウイの扱い方法に憂慮すると声明を発した。
またハイタナ氏は、「何から何まで間違った飼育方法です。あんなに明るいところに出されては、視力にダメージを受ける。危惧すべきことです」
マイアミ動物園はニュージーランドでの批判を深刻に受け止め、このイベントを直ちにキャンセルした。
コミュニケーション・ディレクターのロン・マジル氏は「大きな過ちを犯しました。恥ずべきことです。園を代表して謝罪します。今後二度と一般来園者がパオラに触れることはありません」とコメントした。