ジェィセン・マックスウェルがプケタプのパイショップを買ったその日、サイクロンが町を襲った。
彼とパートナーは、自分たちの買った店と家が嵐に耐えたか否か知るすべもない不安の中、電気の止まったネイピアで、荷造りをした。
どちらの建物もサイクロンを乗り切り、彼らは先週入居した。
プケタプでは、いまだに水の供給が切断され、発電機の電力を分け合っている。ダートモア橋やその他の橋が流され、ヘリコプターでしかアクセスできない場所もある。
「正式にはオープンしていませんが、この数日は人々に温かい食事を出せるよう、売れるものは何でも売っています」とマックスウェルさん。
「準備をしている間、たくさんの人々が、『お店やってるの?』、『パイある?』、『あれある?』、『これある?』とやってきました。そこで、『よし、みんなの腹を満たしてやろう』と思ったわけです」と彼は語る。
「パイを売り始めて、そして飲み物も。ただまだ冷蔵庫がオークランドから届かないので、冷たい飲み物は出せません。温かい飲み物だけですが、それでもみんなうれしそうです」