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隣家の喧騒に耐えられずホテル暮らし

80歳で一人暮らしをしていたニュープリマスのある女性が、隣家の騒々しさに耐えられず一時的なホテル暮らしを強いられた。

この隣家はキアンガ・オラ(政府が進める困窮者向け公共住宅提供プロジェクト)の提供する借家だが、ここに住む住人による騒ぎにより、この女性は神経を休めることができないでいた。

女性の息子は、「隣家のどんちゃん騒ぎ、クルマの騒音、昼夜を問わず訪れる人々、たき火、叫び声、床や壁をバンバンたたく音など、ありとあらゆる種類の物音と騒ぎにより、母は不安にさいなまれ、神経を病み、不眠症となりました。今は抗うつ薬と睡眠薬を飲んで生活しています」と今の状況を語る。

家族は隣家を実際に訪れての交渉も試みたが、これは失敗に終わった。逆上した隣人により事態は悪化し、警察を呼ぶ騒ぎとなった。

ここに至り、家族は女性をホテルに退避させることに。

政府の政策であるキアンガ・オラで、なぜこのようなことが起こるのか、この男性は理解できないと語る。

キアンガ・オラの地域ディレクター、グレアム・ブロデリックは、20万人いるテナントの大半はよい隣人たちであるが、コミュニティに問題を与える少数の人々がいることは否定しない、と語る。

キアンガ・オラは最初の改善手段として、まず問題のあるテナントの教育、それがうまく行かない場合は、テナントを移動させることを考慮するとのこと。

同時に女性の家族は、慰謝料とホテル代の請求を含む法的手段の考えもあるという。