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学校給食を当てにする子供たち

昨今の食品の値段高騰により、家族が充分に食べるだけの食料を買えない家庭が増えている。

こういった家庭に小学生がいる場合、学校で支給される給食や朝食を当てにしている。

マンゲレのカウントダウンで、ラジオのインタビューに答えた人々の声を挙げてみよう。

「3人の子供たちを食べさせるのに、以前ならNZ$150ドルかかっていましたが、今では倍のNZ$300ドルが必要です」

「以前は1本のキュウリをNZ$1.5ドル、2本で3ドルで買っていましたが、今ではNZ$3ドルから3.5ドルで、10センチ足らずのキュウリが1本変えるだけです」

「私は自分の子供たちを食べさせるのに、母の貯金に頼っています」

Jean Battenプライマリースクールのシオロ・ジョン副校長は、「ランチボックスを一杯にして持ってくる子もいますが、中には食事が出るから学校に来る、といった子もいます」と語る。

学校で支給する朝食、昼食は、この数年生徒たちの生活に欠かせない食事供給源となっている。残った料理を自宅に持ち帰る生徒も少なからずいるという。