大都市オークランドでは、毎年10万トンの食品が廃棄され埋立地に送られる。
近い将来、その食品廃棄物は、ニュージーランド初の大規模プラントで「生ごみからバイオエネルギーへ」処理される。
生ごみを再利用すべきリソースに変えるプロジェクトを進めているのは、オークランドカウンセルの廃棄物ソリューション・マネージャーのパルル・スッド氏。
オークランドでは近々、グリーン・フードの収集ボックスが配布される予定。今年の11月までには各家庭で利用できるようになる。
バナナの皮、ティーバッグ、骨やティッシュなどもこの収集ボックスに捨てることができる。
レポロアにあるEco Gasは、1週間で75,000トンのオーガニックゴミを再生エネルギーに変える2ヘクタールの施設。
世界に9,000あるプラントの中の1つで、南半球では最大のもの。食料から発生するメタンガスからバイオガスを回収発電しエネルギーを生み出す。再生したエネルギーは、これまでガスを使用していた生産者などに提供できる。
この再生エネルギーを自動車の燃料にしている先進国もあり、ニュージーランドはまだ遅れているとカウンセルのアンドリュー・フィッシャー氏は語る。
Eco Gas社は北島の別の地域また南島にも収集ボックスシステムを拡大することに目を向けている。