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捨てられる衣類に関するゴミの問題

ニュージーランドでは、年間10~20万トンの要らなくなった衣類がゴミとして埋め立て地に送られる。捨てられた衣類は分解することなく、有害な温室効果ガスを排出する。

世界的にみて平均的な消費者が買う衣料品の量は、20年前と比較して60パーセントも増えている。

衣料品のリサイクルは難しい問題を含んでいる。リサイクルのゴミ箱に捨てられた衣料品は、ゴミ箱を汚染してしまう。またリサイクル工場の機械にからまり、故障させてしまう。

以前クライストチャーチ・カウンセルは、不要な衣類はリサイクル回収ゴミとして出さず、埋め立てゴミの箱に入れるようキャンペーンを行ったが、それは決して衣類をゴミとして出すことを推奨したわけではない。

リソース・リカバリー・マネージャーのロス・トロッター氏は、「捨てるよりもよい方法を考えてもらいたいのです。製品の素材に目を向けるとか、再利用するとか」と語る。

しかしリサイクルショップへ持ち込まれた古着もまた問題となっている。

サステナブルなサイクルを研究しているジェニファー・ウィッティ教授は、「オプショップは寄付された大量の衣料品の山に埋もれています。これは服の小売店も一緒になって、販売した商品のサイクルを考えるべき問題です」と、新しい流れの設立を呼び掛けている。