昨年のロックダウン中、子供たちは台所で料理する時間が増えたという調査結果が出ている。
これは、オークランド大学のGrowing Up in New Zealandという研究で、2009年から2010年に生まれ、母親がオークランド、マヌカウ、ワイカトに住んでいる5000人以上の子供たちを対象に行われた調査だ。
アンケート結果によると、ほとんどの子供たちが8歳の時よりも学校が楽しくないと感じているが、同時にロックダウン中に家族とよい時間を過ごしたと答えている。
バブルが大きければ大きいほど、より幸福で健康的なロックダウンを体験しており、南太平洋諸国の子供たちは、ヨーロッパ系の子供たちと比較して、不安や孤独を感じることは少ない。
67パーセントの子供たちが学校の勉強で毎日、95パーセントが少なくとも週1回はデジタル機器を使用している。一方で85パーセントは少なくとも週1回はビデオゲームをしている。
調査を率いたGrowing Up in New Zealandのスーザン・モートン氏は、子供たちの多くは去年のロックダウンに対する強い適応性と回復力を持っているが、中には苦戦している子どももいる、と見ている。
子供たちの中には、オンラインにアクセスが難しい者もあり、彼らにとって勉強を維持することは非常に困難だ。
もともとあった学習格差が、パンデミックを機会にますます広がっていることをモートン氏は危惧している。