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住宅難に悩むウェリントン学生

マッセイ大学のハリー・シンプソンさん(19歳)は、他の3人の学生仲間と一緒に住む家を探している。数か月に渡り、数10件の賃貸住宅をあたったが、一向に見つからない。

彼らは初め、週NZ$800ドルの予算で家を探していたが、NZ$850ドルまでに引き上げた。住む場所も、家族で住むには敬遠される場所や借り手がいなさそうな場所、どのような場所でも受け入れる心構えだがそれにもかかわらず、一軒も借りることができなかった。思いあまったシンプソンさんは一計を案じ、大学付近の住宅約50軒の郵便ポストに手作りのチラシを配った。そのチラシの内容は「もし近々引っ越しをご予定なら、是非ご一報ください。私たちはマッセイ大学の学生で仲間と住むフラットを探しています。」というもので、シンプソンさんの電話番号を記載した。しかし、残念ながらこの方法も未だ成功の兆しがない。フラットが見つからず困っている学生は無数にいる。また、見つかっても奨学金を含む生活費の大半を家賃に支払うことになるのが実情だ。

住宅難は学生の健康問題にも繋がっている。大学の学生協会も住む場所がないストレスは学生たちの心を著しく不安にしていると、この問題を憂慮している。