スコットランドが世界で初めての取り組みとして全ての女子生徒に対し生理用品を無償で提供すると8月に発表した。
ニュースの影響を受け、慈善団体KidsCanが生理用品について国内でアンケート調査を実施したところ、アンケートに回答した女性の半数以上が生理用品の値段が高いと回答し、3人に1人が生理用品を買う資金的余裕が無いことから、生理中は学校や仕事を休んでいる事が分かった。生理用品を買えない人の半数以上が代用としてイレットペーパーを使っているという。
KidsCanでは、現時点で取り組むべき問題は、女子生徒全員を学校へ行かせることだとし、4年前より毎年生理用品を年間およそ2万個学校へ寄付提供しているが、より多くの無償提供が必要だと政府に訴えている。生理用品は現在ニュージーランドでにおいて課税対象であり値段も高く以前から問題視されている。
7月にはカウントダウンスーパーが、生理用品の料金値下げを発表するなど1部取り組みがなされているが、生理用品を無税にすべきだという声もある。隣国オーストラリアは今年10月にタンポンを無税化すると発表している事もあり、今後国内における取り組みに注目される。