オークランドカウンセルの機関であるATEED（Auckland Tourism Events and Economic Development）が、今年2月にロサンゼルスで開かれたTiger21の会議に初めて参加出席した。

これにかかった出張経費は8,000ドルであったが、ATEEDは見返りは何百万ドルにも上るとみている。Tiger21（the Investment Group for Enhanced Result in the 21st Century）は、普通のソーシャルネットワークグループではない。

300人のメンバーは、起業家、エクゼキティブ、投資銀行家、不動産の大物たちなどで、トータル投資額は300億ドルにも上ると言われている。これらの人々は通常、ホリデーでは10万ドル以上を使うとされているが、しばしばそれ以上の価値をもたらすことになるという。

ATEEDのブレット・オリレー氏は、「その国に親しみをもてば、投資にも興味を持つ」と説明している。オークランド工科大学のサイモン・ミルン教授も「投資の可能性だけでなく、これらの人々はオピニオンリーダーとしての資質も備えており、繋がりをもつだけでも価値がある」と意見している。

しかしながら今のところ、Tiger21のメンバーは誰一人としてニュージーランドを訪れてはいない。これを受けて、オリレー氏は「彼らがやってくるまでは何年もかかる」と答えている。ATEEDはまた、中国のリッチ・グループにもターゲットを当てており、この戦略はGEM, golf, equine and marine と呼ばれているという。