オークランド大学のリサーチで、喫煙による健康的な弊害は、植物繊維をたくさん取ることで軽減されるという結果が出た。
致命的で進行性の肺炎症は、肺気腫や肺がんなどの命にかかわる病気へと繋がる。
オークランド大学メディカルスクールのロバート・ヨン博士と彼のグループが、この課題についての論文を発表した。
ヨン博士は、以前からあった高繊維の食事は、肺炎症を抑えるという学説を裏付けた。
「抗炎症性の化学物質を生成する腸バクテリアを変えて、血流に浸透させることができます。ですので食事によって、腸細菌が生成した化学物質を通して肺も影響されるのです」
肺疾患の初期の発見、よい食事、禁煙など、生活習慣を変えることも、喫煙の弊害を減らす、とヨン博士。