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銀行を名乗る詐欺で3万ドル被害

ニュージーランドの女性が銀行職員を装った詐欺師に騙され、3万ドルを失いましたが、銀行オンブズマンが調査を行い、全額返金されることが決まりました。この詐欺では、詐欺師が銀行の電話番号を偽装(スプーフィング)し、女性を信じ込ませる手口が用いられました。

詐欺師は、不審な取引があったと告げ、インターネットバンキングの停止手続きを行うよう指示。彼女は番号を確認し、銀行公式サイトのものと一致していたため信用しました。しかし、「安全な口座」に資金を移すという説明に疑問を感じ、銀行に確認して詐欺だと判明しました。

銀行は当初、彼女が認証コードを詐欺師に伝えた点を挙げて返金を拒否しましたが、オンブズマンは、彼女が番号を確認するなど十分な注意を払ったと指摘。また、銀行の対応が遅れたことが被害拡大を招いた可能性があると述べました。結果、3万ドルの返金に加え、対応の遅延に対する1,000ドルの補償が勧告されました。

銀行を名乗る詐欺は、今年度の詐欺関連報告全体の4分の1を占めており、注意が求められています。