ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

第49回  夏の空き巣対策 第2回 

『知ってよかった!“ニュージーランドの保険豆知識”』の記事一覧へ

夏の空き巣対策に、前回は「行動パターンを読まれないようにする」という話をしました。「こんなことで被害が防げるのか?」と聞かれたら、正直に「わかりません」と言うしかありませんが、とにかくスキを見せないように注意していくこと、日本では考えにくい犯罪がここでは起きうることを自覚しておくことは大事だと思います。
 
(2)パソコンや家電を買ったときの注意
 新年を前にテレビやパソコンを買い換える人もいるかと思います。量販店もクリスマス商戦にからめて大型家電の販売攻勢をかけていますから、ついつい値のはるものに財布を開きがちでしょう。個人の空き巣被害で一番多いのがパソコンです。机の上にノートパソコンが置いてあって持っていかない泥棒はいません。
 
 つまり、パソコンは狙われているのです。そのため、新しく買ったパソコンの箱をゴミの日にポンと出すのは危険です。壁掛けテレビなども同様です。「新しいパソコンや家電が家にあります!」と近所に報せているようなものです。できたら配達にもご注意を。メーカーや量販店の名前が書いてあるトラックで真新しい大きな箱が届くわけですから、配達時間を人通りの少ない午前中や、人目につきやすい夕方を避けるなどして指定してみてください。持ち帰れるものは自分で運んでしまうのも一案です。
 
(3)パソコンや家電の置き場所
 どこの家でも明るい窓際に机を置き、その上にパソコンを置いていることでしょう。書斎でも子供部屋でも同じかと思います。外から見えない部屋や二階であればいいですが、庭に入られたら窓からパソコンの位置がはっきり見えるようなら要注意です。
 
 車上荒らしと同じで、目的の物が見える方が狙われる確率は高くなります。特に窓の外がドライブウェイ(私道)になっていて、それなりに人通りがある場合は注意して下さい。日中は外から見えないようレースのカーテンをし、電気をつけると外から丸見えになる夜は普通のカーテンやブラインドをするなどして、少しでも家の中が見えないように工夫してみてください。
 
 ゲーム機も窓から見えない位置や場所にしまうよう、習慣づけた方がいいでしょう。机の上に出しっぱなしにしていて、開いた窓から盗られてしまうことすらあります。リビングの高級テレビやハイファイ、アンティーク陶器のコレクションなども窓から見えない配置ができるのであれば、位置を変えてみるのもいいかもしれません。
 
(4)カギの保管場所
 空き巣の下見でよくあるのが「人を探している」といって訪ねてくるケースです。家を間違えたふりをして、どんな人が住んでいるのか、間取りがどうなっているかをチェックしているのです。よく玄関周りに車や家のカギをかけている人がいますが、これはすぐにも撤去した方がいいでしょう。物の配達に来たついでに玄関脇にかけてあるカギを盗み、夜中に車を盗んでいく手口もあります。カギやゴルフセットの保管はぜひ玄関から見えない場所に。(次回へつづく)

 

高橋靖宏【たかはし・やすひろ】
Financial Adviser (FSP68982)

アクセレレイト・コンサルティング社所属。海外進出企業の医療及びセキュリティ・リスク・マネジメントのスペシャリストとして、海外で長らくアシスタンス会社に勤務。NZで初の日本人公認ファイナンシャル・アドバイザーとして、生命保険、医療保険、損害保険など各種保険商品とキウイセーバーを日本語でご提供しています。

Accelerate Consulting
PO Box 87411, Meadowbank, Auckland 1742, New Zealand
Tel : 09 578 0792
Mobile : 021 968 968
E-mail : takahashi@accelerateme.co.nz
A disclosure statement is available on request and free of charge.